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Tゲージって何? |Tゲージの基礎知識・歴史・惹きつける魅力を紹介

Tゲージの基礎知識

「Tゲージ」とは、レールの内側の幅が3mm、縮尺が1/450の規格をみたす日本発祥の鉄道模型です。「Three」(3mm)の頭文字を取って、Tゲージと命名されました。量産化されている鉄道模型の中では世界最小の縮尺であり、ギネスにも登録されています。

駆動方式は直線二線式で、走行電源の電圧は最大4.5ボルトです。乾電池(1.5Vの単3電池x3本)、オプションのACアダプタ、またはパソコンのUSBアダプタで駆動します。ACアダプタは別売りとなっており、ヨーロッパ、北米向けのバージョンも販売されています。

特徴的なのは、鉄製のレールと、車輪に組み込まれた磁石です。磁石がレールにくっつくことで、車輪が線路に密着し、45°までの急勾配を登ることができます。そのため、山岳のレイアウトにも多く取り入れられています。

Tゲージのレイアウト小物は、自動車や線路のほか、家、人物、動物、木、自転車など、バリエーション豊富です。小物には、レイアウトへの取り付けを行うための小さなピンが付いており、栄進堂から入手できる専用ツールを使って取り付けることができます。

また、Tゲージの車両は、1/400~1/500の縮尺の模型飛行機や、空港にも合います。他にも、車両の小ささを活かして、アタッシュケースの中や100均ケースの中など、自由なレイアウトが楽しむことができます。

Tゲージの歴史

Tゲージは、2006年の東京おもちゃショーで、栄進堂の社長・平井宏承氏により発表され、注目を集めました。

日本は元来、ものづくり(特にモーター、歯車、精密加工)の技術力が高く、そのことがTゲージ誕生の土壌になったと言われています。試作品はレーザーによる成形で、初号機は、昭和期のNゲージのように、モーター音を唸らせて走るものでした。

2007年の国際鉄道模型コンベンションで、架線などのストラクチャーが先行販売され、つづけて小学館の通販にて車体の販売を開始。2008年より、本格的に市場で販売されるようになりました。

2008年には、山万株式会社が、千葉県佐倉市にあるモデルルーム「ユーカリが丘街ギャラリー」で、Tゲージ車両「こあら号」を用いたジオラマを設置。子ども達に人気があり、小学生や保育園児たちが行事の一貫で訪れるのを、今も目にします。

ちなみに、栄進堂の平井社長は、日本中央競馬会(JRA)の馬主としても有名です。Tゲージの発表からわずか4年の2010年、栄進堂は、Tゲージの生産販売権を香港のメーカーに売却しました。競馬ファンの間では「競馬に本腰を入れるため」との憶測が、まことしとやかに囁かれているようです。

その後Tゲージは、香港で製造販売され、欧州・北米の愛好家の間で話題になりました。

日本では、2010年以降しばらく、国内での入手が困難でしたが、2019年に長野の模型電子部品ショップMSRが、香港のメーカーと正規販売代理店の契約を締結。以後は、国内でも再びTゲージを購入できるようになりました。

Tゲージの惹きつける魅力

Tゲージの魅力は、Nゲージの1/3、Zゲージの1/2ほどの、小さな車体にあります。

大きさにして、10円硬貨2枚分の大きさしかありませんが、電気を通せばちゃんと動きますし、今は成形技術が上がっているので、車両の細かな造形も見事です。

Tゲージは、車体が小さい分コレクション向きです。登場からの10年は、主に海外で流通していたことから、海外の車両が多く販売されています。

他方、日本国内にも正規代理店ができたことで、旧国鉄車両や新幹線、貨物線などの国内販売が続々と復活しています。在庫は常に品薄状態。過去にTゲージを購入された方が戻ってこられるケースが多いようです。

もうひとつの楽しみ方は、レイアウト。かつて栄進堂では「アタッシュケースジオラマ」という、トランクに入ったレイアウトのセットを販売していました。これは、ケースを開けるとジオラマが出現し、どこにでも持ち歩けて、どこでも走行を楽しめるというものです。

トランクに限らず、勉強机ひとつ分のスペースがあればレイアウトがつくれます。SNS上には、さまざまなレイアウトが紹介されています。もし、興味があればご覧になってみてください。

なお、走行性能は車体の小ささゆえに劣ります。これは、物理の法則上、仕方のないことでもあります。車体が軽いため、磁石の力で車体をレールに押し付けていますが、押し付ける力が強いため、動きがギクシャクしてしまいます。また、走行中に連結器がはずれてしまうという問題もあります。

走行させる際は、無理のない運転でお楽しみください。

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