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 16番ゲージの『基礎知識』, 『歴史』, 『惹きつける魅力』

16インチゲージの基礎知識

「16番ゲージ」とは、レールの内側の幅が16.5mm、縮尺 1/76-1/87の条件をみたす、日本独自の規格の鉄道模型です。一般的には、縮尺1/80(新幹線は 1/87)を指しますが、縮尺1/87の「HOゲージ」、縮尺1/76の「OOゲージ」も概念に含まれます。一部の出版社やメーカー・愛好者の中には、16番(Jyurokuban)の頭文字を取って「Jゲージ」あるいは「Jスケール」と称することもあります。

車体の大きさは、約25cmと、Nゲージよりも一回り大きく、HOゲージ同様、設置するには広いスペースが必要です。車両1台あたりの価格は9千円 -20万円以上と幅があり、Nゲージよりも高額になります。

駆動方法は、電気モーターを使った直流二線式と呼ばれる方式を取っています。最大電圧12ボルトの電流を2本のレールに流し、レールを通して車両のモーターを動かします。レールの材質は、以前は真鍮でしたが、現在は洋白(銅と亜鉛とニッケルから構成される合金。500円硬貨に使用)が一般的になっています。

16番ゲージを製造している主な国内メーカーとしては、関水金属 (KATO)、トミーテック (TOMIX)、天賞堂、カツミ (KTM)、エンドウなどがあります。

16インチゲージの歴史

「16番ゲージ」は、1930年代半ば以降に、鉄道模型専門誌の出版社長であった山崎喜陽氏により提唱されました。当時の日本は、欧州や北米で主流のHOゲージ(縮尺1/87)、イギリスで主流のOOゲージ縮尺(1/76)、日本独自の縮尺1/80が入り混じっていましたが、統一した規格は定められていませんでした。そのような状況に不都合を感じた山崎氏が、国際的な動向を踏まえつつ、新たな規格として提唱したのが16番ゲージです。

1942年「科学と模型誌」1月号にて、はじめて16番ゲージ規格が発表されました。以後、「鉄道模型趣味誌」などで普及活動が行われ、レイアウトが建設できる、手元のスイッチにより自動逆転できるなどが、メリットとして紹介されました。その結果、国内メーカーは16番ゲージの規格に沿って鉄道模型を製作するようになり、16番ゲージは一時期、日本の鉄道模型の主流にまで昇りつめました。

しかし、国内メーカーの中には、実際は縮尺1/80でありながら、16番ゲージの名称を使用せず「HOゲージ」と称して販売するメーカーもあり(本来のHOゲージの縮尺は1/87)、消費者の混乱を招くとして今なお問題視されている側面があります。

16インチゲージの惹きつける魅力

16番ゲージの魅力は、Nゲージより一回り大きく、繊細なつくりの車体です。HOゲージと同程度の大きであることから、塗装やディティールが忠実に再現されており、細部をじっくり楽しむことができます。

走行音を楽しめる点も同様です。Nゲージに比べて重量感のある車体が「カタン、カタンッ!」と奏でる、レールのつなぎ目を走る音は、まるで本物の走行音を聞いているかのようです。メーカーによっては、機関車の汽笛、ブレーキ音、レールのジョイント音、列車がすれ違うときに生じるドップラー効果などの音が出るシステムを搭載した車両もあり、鉄道音が好きな方にはたまりません。

レイアウト用のパーツも比較的豊富です。建物、自動車、バス、トラック、人形、動物など各種パーツが発売されているほか、海外のHOゲージやOOゲージ用のパーツも使用できるので、幅広いレイアウトを楽しむことができるでしょう。

なお、16番ゲージは中古品の流通が極めて活発です。国内車両のラインナップには、国鉄時代に活躍した特急や急行が多く、子どもの頃に乗った思い出の車両に出会えることも。海外の車両になると、そもそも海外ではHOゲージが主流なことから、品目も流通量もぐっと上がります。オンライン市場を観察するうちに、思いがけない掘り出し物が、お値打ち価格で手に入るかもしれません。

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