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HOゲージの『基礎知識』, 『歴史』, 『惹きつける魅力』2

HOゲージの基礎知識

「HOゲージ」とは、レールの内側の幅が16.5mm、縮尺 1/87の規格をみたす鉄道模型の総称です。HOとは「Half O」の略です。それまで主流だった「Oゲージ」(縮尺1/43 – 1/48)の半分のサイズ(Half)であることから、HOと呼ばれるようになりました。日本やアメリカでは「エイチオー」 、ヨーロッパでは「エイチゼロ」 と呼ばれています。なお、アメリカでは「HOスケール」と呼ばれることもあります。

駆動方式は、当初は三線式の交流モーターでしたが、モーターの改良がすすみ、現在は二線式の直流になっています。近年は、デジタル回路による制御装置も登場し、安定した走行や、スマートフォン等の端末から操作することも可能です。

HOゲージは、北米や欧米では主流の規格で、大きさが24~30cm程度と、Nゲージよりも一回り大きいのが特徴です。レールもNゲージと比べて2倍ほどの大きさになり、設置するには4.5畳ほどの広いスペースが必要になります。

材質は主に金属製で、Nゲージに比べて価格が高いため、上級者向けの鉄道模型といえるでしょう。

HOゲージの歴史

HOゲージの登場は古く、第一次世界大戦終結後の1921年にさかのぼります。イギリスの模型メーカー、バセット・ローク社から発売された、Oゲージの半分サイズの鉄道模型が元祖とされています。(製造はドイツのビング社)

1920-30年代に入ると、ドイツのビング社、トリックス社、メルクリン社が相次いで参入しました。しかし、当時の加工技術では小さな車体を製作することが難しく、製品の軌間や縮尺はメーカーによってバラバラでした。

1934年、アメリカで、トリックス社の「トリックス・エクスプレス」が発売されるようになると、HOゲージ、HOスケールの名称が、アメリカにも浸透するようになりました。その後、縮尺の統一がすすみ、欧州や北米ではHOゲージが主流に。しかし、イギリスだけは、少し小ぶりのOOゲージ(縮尺1/76.2)が主流になりました。

日本ではじめてHOゲージが発売されたのは1964年。鉄道模型メーカー、カツミの夢の超特急「東海道新幹線」(0系車両4形式)です。しかし、HOゲージは当時「走る宝石」といわれるほど高価なもので、かつ、住宅環境が狭い日本には大きすぎるという事情もあったことから、次第に日本では、HOゲージより小型のNゲージが主流となっていきました。

現在は、関水金属(KATO)、エンドウ、カツミ、天賞堂などのメーカーが、HOゲージを生産・販売しています。

HOゲージの惹きつける魅力

HOゲージの一番の魅力は、圧倒的なスケール感のでかさです。車体が大きい分、屋根上、床下、機器や配管、内装にいたるまで、細部が綿密に作り込まれており、鉄道模型のリアルさを、余すことなく楽しむことができます。

走行時の迫力も異なります。HOゲージの車体は重量感たっぷりで、モーター音がNゲージとくらべて低めになっているため、レールの走行音をかき消すことなく、レールのつなぎ目を通過する時の「タタン、タタン!」という、本物そっくりのジョイント音を楽しむことができます。

HOゲージは日本では商品展開が少なく、車両やレイアウト用品も限られるため、Nゲージのように多くの車両を楽しみたい方や、ジオラマとして楽しみたい方には不向きかもしれません。

しかし、HOゲージは欧米では最もメジャーな規格なので、海外メーカーの製品が非常に多く、海外の車両をコレクションしたい方にぴったりです。

また、レイアウトについては、キットが少ない分、自作する楽しみが生まれます。市販のキットを並べるだけの出来合いのものではなく、自分で工夫して、レールを曲げる、カットする、つなげるなどして、理想のレイアウトを自作するのも、一種の面白さと言えます。

Nゲージから一歩すすんで、より大きなスケールの鉄道模型に挑戦したい方。海外の車両をコレクションしたい方は、これを機会に、HOスケールの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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