銀河モデル

歴史

銀河モデルは、創業40年を誇る鉄道模型の製造・販売を行う個人ブランドで、宮田逸郎氏が運営責任者、代表を務めています。

東京都武蔵村山市を本拠地としていますがこの住所に実店舗はなく、販売は銀河モデルの公式サイトもしくは模型店経由で行なわれています。

銀河モデル製品を取り扱っている模型店は、東京都内ではグリーンマックス・ザ・ストアー（複数店舗あり）、ポポンデッタ、モデルスイモン、朝倉模型などがあります。

東京都以外でも、群馬県のペアーハンズ、埼玉県のモデル・ドリームとトレインショップ、神奈川県のモデルスイモン横浜店、愛知県のグリーンマックス・ザ・ストアー、大阪府のスーパーキッズランド、兵庫県のれーるぎゃらりーろっこう、広島県の元気朗堂、福岡県の趣味の店、鉄道模型屋などで銀河モデル製品の取り扱いがなされています。

銀河モデルの取り扱い製品は主にNゲージで、ディテールアップパーツの専門的メーカーと銘打っているだけあり、公式Twitterでもパーツ製品の投稿を度々行っています。

塗装済みのパーツやパーツセット、バスパーツ、鉄コレパーツなど取り扱い製品は多岐にわたり、キット及び完成品も販売しています。

また、お得なバリューパックやアウトレット商品なども取り扱いがあります。

行き先ステッカーや所属標記といったマニアックなアイテムも新製品としてぞくぞく追加されていて、鉄道模型のディテールにこだわる愛好家にとって重要なブランドといえるのではないでしょうか。

特徴

銀河モデルの特徴は、個人ブランドであり通信販売を主な販売手法としている点です。

新製品の情報は公式サイトとTwitterで公開されているので、鉄道模型愛好家の多くはSNSなどで商品チェックを行っているのではないでしょうか。

銀河モデルが主に扱うディテールアップパーツは、鉄道模型のリアリティや重厚感を追求する上で重要な部品です。

そもそもディテールアップとは、和製英語で鉄道模型だけでなくCG作品やアニメ制作でも使われる言葉です。ちなみに、英語ではGreebleやNurnieと表します。前者のGreebleが最初に用いられたのは映画「スター・ウォーズ」の現場で、いかに誰も見たことのない宇宙のオブジェクトを本物らしく見せるか、その試行錯誤をしていた特殊撮影部門といわれています。

宇宙船が飛び交うバトルシーンはSF作品の醍醐味の一つですが、その臨場感を演出しているのは、こうしたディテールアップによるものなのです。

映画などの映像作品のディテールアップは、現在CGで行うことが主流になっていますが、プラモデルを含む模型の世界では、追加パーツを取りつけることでリアルに見せるディテールアップが一般的に行われています。

鉄道模型においてもディテールアップを施すことで、見た目がリアルになり、まるで本物がそのまま小さくなったような精密さを楽しむことができるようになります。

銀河モデルは、細部にこそこだわりたい鉄道模型愛好家のためのパーツがそろっていて、新製品リリースの情報もひんぱんに行われているのが特徴です。

ファンを惹きつける理由

銀河モデルがファンから愛されているのは、鉄道模型をよりリアルにするためのマニアックなパーツを数多く取り揃えているからでしょう。

通販だけでなく、東京都内及び首都圏、関西地域の模型店でもアイテムの取り扱いがあり、実物を見てセレクトできるのも魅力的です。

40年を迎えた老舗ブランドでありながら、他の玩具も取り扱う大手おもちゃメーカーと異なり、鉄道模型に特化した製造・販売が行われています。

その潔さと愛好家を大切にする姿勢は、鉄道模型ファンなら誰しもが好ましく感じるのではないでしょうか。

また、廃業を余儀なくされたり新製品のリリースが事実上ストップしている模型メーカーが少なくない昨今において、公式サイトとTwitterで新製品の発売情報を定期的に更新し続けている点も、ファンから頼りにされるポイントといえます。

公式サイトのレトロな雰囲気も鉄道模型によくマッチしています。

鉄道模型は、安価な普及品であってもディテールアップパーツをセットしたりウェザリング（汚し加工）を施すことで、グッとリアリティが増します。

また、再現したい風景により近づけることができるようになります。

鉄道模型を走らせるジオラマで、実際の風景や客車を克明に再現したいと追求する愛好家にとって、銀河モデルはなくてはならない存在といえるでしょう。

なお、サイトには特別企画として「ブルトレディテールアップへの誘い」というページが掲載されています。

国鉄やJRグループの運行する客車を使った寝台列車「ブルートレイン」は、1958年に実車が登場してから2015年に廃止されて以降も、「ブルトレ」の愛称で親しまれています。

銀河モデルでは、ディテールアップの導入編として「ブルトレ」用のディテールアップステッカーを公開し、どのような仕上がりになるかを公開しています。

ディテールアップのビギナーにも優しい配慮が、今も愛されている秘訣かもしれませんね。

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