養老鉄道の歴史
養老鉄道は近鉄養老線の経営の引継ぎを目的とし、2007年に近畿日本鉄道(近鉄)の出資で設立された鉄道会社です。
現在運行している養老線は1911年に初代養老鉄道が養老駅~池野駅間で運行を開始し、1919年に桑名駅~揖斐駅の全線が開通しました。
その後、養老線の経営会社は頻繁に変わり、最終的に近鉄から全額出資子会社である現在の養老鉄道に経営が移管されました。
戦前は大垣駅と岐阜駅を結ぶ新線の建設計画がありましたが、実現しないまま計画は消滅しています。
現在運用している車両は600系と7700系の2種類で、600系は養老鉄道設立時に近鉄からそのまま貸与され、2014年に正式に近鉄から譲渡された車両です。
近鉄での運用時からすでにワンマン運転仕様に改造されているため、譲渡時には特に改造は行っていません。
養老線は狭軌であることから、近鉄の狭軌線区で使われていた中古車両を使用しており、製造後50年を経過している古い車両です。
老朽化した600系に代わる車両として導入されたのが7700形で、養老鉄道設立後に2両編成と3両編成が3編成ずつの計15両が導入されました。
7700系は東急7000系を改造した東急7700系を譲り受けたものですが、7700系も製造後50年以上が経過しており600系と車齢はそれほど変わりません。
しかし、7700系の車体はオールステンレス製でさびにくく、東急7000系から改造する際に台車や電気系統を更新しているため十分実用に耐えうると判断され、30年程度は運用できると見込まれています。
養老鉄道の特徴
日中の桑名駅を出発する列車は40分に1本の変則的なパターンダイヤですが、これは桑名駅を通る近鉄名古屋線の急行が、20分に1本で運行されるのに合わせて設定されているためです。
一方、同じく桑名駅で乗り換えできるJR関西本線はおよそ15分に1本の運行なので、JRとの接続はあまりよくありません。
JR東海道線と接続する大垣駅は、スイッチバック型の構造の駅となっています。
ただし、現在は桑名駅方面から大垣駅を経由して揖斐方面に向かう列車は運行しておらず、
全便が大垣駅での乗り換えになるので、大垣駅でスイッチバックは体感できません。
また、養老線の車両基地は西大垣駅にありますが、ここでは簡単な列車検査と月検査しかできず、重要部検査と全般検査は近鉄名古屋線塩浜駅にある近鉄の塩浜検修車庫にて行います。
養老線は狭軌ですが近鉄名古屋線は標準軌のため、養老線からそのまま車庫には行けないので、車両を標準軌用の仮台車に乗せたあと、近鉄の電動貨車で車庫まで牽引しています。
さて、桑名駅から大垣駅へ向かう途中に多度駅があります。
多度駅は多度大社の最寄り駅と言うこともあり、養老線の中では立派な駅舎を構えています。
多度大社は「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と言われるほど伊勢神宮との関係が深い大きな神社で、ゴールデンウィーク期間中に行われる上げ馬神事が有名です。
そして、揖斐川沿いはサイクリングが盛んということもあり、養老電鉄では電車内に自転車を持ち込めるサイクルトレインを運行しています。
土日祝日の終日と平日の昼間は、全線で自転車を追加料金なしで持ち込むことが可能です。
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