樽見鉄道の歴史
樽見鉄道は、国鉄樽見線(大垣駅~神海駅)の廃止にともない、同路線を引き継ぐために1984年に設立された第三セクターの鉄道会社です。
神海駅~樽見駅間は国鉄時代から開通に向けて工事が進められていましたが、樽見線の廃止にともなって工事も中止されました。
神海駅以北の工事は樽見鉄道が引き継ぎ、1989年に全線開通を実現しています。
2006年には、大型ショッピングセンター「モレラ岐阜」の開業に合わせて「モレラ岐阜駅」を新設しました。
現在運行している路線は大垣駅と樽見駅を結ぶ樽見線のみで、沿線にある住友大阪セメント岐阜工場の製品を大垣駅へ輸送するために、会社設立当初から貨物列車も運行していましたが、2006年にすべての貨物営業を終了しています。
現在運用している車両は、ハイモ295-310形、ハイモ295-510形、ハイモ295-610形、ハイモ330-700形で、すべてワンマン運転の1両編成気動車です。
ハイモ295-610形は三木鉄道から譲り受けたミキ300形ですが、それ以外の車両はすべて樽見鉄道が新造したものです。
すべての車両には保安装置として自動列車停止装置(ATS)を搭載しており、地上子型のATS-ST型を採用しています。
以前は、ラッシュ時や花見の時期には客車も運行しており、貨物用のディーゼル機関車で客車を牽引していましたが、貨物営業の終了にともなって2006年に客車の運行も終了しました。
また、積雪地帯で運行していることから、除雪用モーターカーDB1形も所有していまが、これは2006年に神岡鉄道から無償貸与されたもので、2007年に正式に購入して自社車両としました。
樽見鉄道の特徴
貨物営業の終了や沿線の人口減などの影響で近年は難しい経営を強いられており、利用者増を狙ったさまざまな企画列車を運行しているのが大きな特徴です。
毎年2月頃には大垣駅~谷汲口駅の往復切符、たにぐみ盆梅展入場券、盆梅御膳、
地元特産のお土産がセットになった「たにぐみ盆梅展列車」を運行しています。
谷汲口駅で谷汲山行きのバスに接続しており、バスでたにぐみ盆梅展の会場に向かえます。
また、沿線の本巣市には日本三大桜の一つである薄墨桜があり、花見シーズンになると多くの観光客が列車で訪れます。
多くの観光客をさばくために4月になると臨時列車を運行したり、定期便に車両を増結したりする「桜ダイヤ」を設定しています。
かつては、JR東海直通の臨時快速列車「ナイスホリデー淡墨桜」も名古屋駅~樽見駅間で運行されていました。
日当駅では満開の桜の中を列車が走行する姿を見ることができ、駅、車両、桜を絡めた撮影を試みる多くの鉄道ファンが訪れることで知られています。
そして、12月からは「しし鍋列車」が運行され、1日フリー乗車券、ボタン鍋と季節料理、うすずみ温泉入湯券、断層観察館入場割引券がセットになった列車で、終点の樽見駅からは無料シャトルバスでうすずみ温泉へ向かうプランです。
それ以外にも、「薬草列車」や「みずほ列車」など、観光客の誘致を狙ったさまざまな施策を実行しています。
揖斐川を渡る揖斐川橋梁の下流側には、旧揖斐川橋梁が架かっています。
旧揖斐川橋梁は明治時代に建設された英国式トラス橋で、2008年に国指定重要文化財に指定されている貴重な文化財であり、現在は歩行者と自転車専用の橋として利用されています。
揖斐川を渡る際に文化財に目を向けるのもよいでしょう。
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