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リアルライン

歴史

リアルラインはNゲージを扱っていたメーカーで、精密な作りの蒸気機関車が特に有名です。以前はサイトが存在していましたが、現在は閉鎖中で廃業したと考えられています。

日本には、戦前・戦後を通じて精緻な構造の模型を生み出すメーカーが数多く存在していましたが、その多くが廃業を余儀なくされています。廃業の理由はさまざまで、オーナーの高齢化や後継者問題、採算が取れずに倒産、あるいは部品調達が難しくなって製造が事実上不可能となるケースもあります。

こうした倒産、廃業をするメーカーの中には、後継となるメーカーや鉄道模型を扱う大手企業に吸収され、模型商品や設計図が残る幸運をつかめる会社もあります。

リアルラインに関しては、鉄道模型メーカーとしては後発ながら、高いクオリティの製品をリリースする会社としてファンから期待を寄せられていました。

しかし、現在では公式サイトや会社情報を確認することができません。

さらに、おそらく廃業しているという可能性を示唆するのみで、他社が製品や設計図を継承している事実は確認することができませんでした。また、廃業の理由も明らかになっていません。

国内の企業が廃業する場合に、もっとも一般的なのは代表の引退と後継者不在による閉業ですが、運営を続けると赤字が膨らむ、債務超過を整理するために廃業するというケースもあり、リアルラインが看板を下ろした理由は不明のままになっています。

しかし人知れずひっそりと廃業してもなお、リアルラインの人気は衰えることがありません。ファンが中古で入手した蒸気機関車をコレクションとして楽しむ姿が、ブログなどで散見されています。

特徴

リアルラインのNゲージ模型の主なラインナップは、国鉄SL、昭和の時代を中心としたローカル線の模型、蒸気機関車、プレミアムコレクションと銘打たれた数量限定の模型各種などですが、何といっても人気があるのは蒸気機関車です。

リアルラインの蒸気機関車は、重厚感と圧倒的な存在感を表すために、微妙なデフォルメが加えられているのが特徴です。天賞堂は1/50スケールで寸分違わず再現した鉄道模型をリリースしていますが、完全再現したモデルと比較すると、車体の長さが数mm短く、さらに車高がわずかに高くなっています。模型のデフォルメは、ミニチュアサイズにした際に、本物と同じような重厚感を出すために行われます。縮尺をわずかに変更することで、実物を目にしたのと同じようなリアリティを感じる効果が得られると考えられています。

そもそも、人の目は錯覚をしやすく視覚効果やトリックアートなどを用いた方が、より「リアル」を感じられることも珍しくありません。

リアルラインは、そうした人の目の特性に重きを置いて模型を設計、製造していたのでしょう。

また、蒸気機関車といえばブラス製(真鍮製)のモデルが一般的なイメージがありますが、リアルラインはプラスチック模型でその重量を再現したところに特徴があります。プラスチック模型は真鍮製模型よりも軽く安価な傾向がありますが、一方であまりにも玩具っぽい、安っぽいといった評価が聞かれることもあります。

特に、製品の個体差が大きいことは複数の鉄道模型ファンから指摘されていて、繊細な作りであるがゆえに、ガタつきの大きな製品にあたると迂闊に走行させられないという悩みが聞かれました。

こうした惜しい点はありつつも、その緻密な作りは驚嘆に値します。

リアルラインはプラスチックの良さを最大限活かしつつも、真鍮製のような重厚感をデフォルメによって再現しているメーカーといえるでしょう。

ファンを惹きつける理由

リアルラインのNゲージ模型は、プラスチック製でありながら重厚感や精密さを追求している点が注目されます。

しかしながら、走行させると少し安定性に難があり、他社メーカーよりも安定性に欠けるという評価をするファンもいるようです。そのため、鉄道模型愛好家の中でも、走行より組み立てや鑑賞を楽しむファンのためのメーカーといえるかもしれません。

とはいえ、走行させるのが難しいほど不安定な製品というわけでは勿論ありません。製品によって安定性に若干ばらつきがあるので、走行を楽しみたい場合は購入時に試し走行などができるといいと指南する愛好家もいます。

また、リアルラインのNゲージはプラスチック製なので、部品を少し削るといった微調整も可能です。一次製品と二次製品で改良が加えられたモデルもあるので、そうした細かい差異を楽しみつつ、自分だけのリアルライン模型を手にしたいというファンにはおすすめのメーカーといえるでしょう。

事実、リアルラインがいつの間にか廃業していたことに対して、「知らなかった」、「新製品発売が楽しみだった」と惜しむ声を挙げるファンは決して少なくありません。これからが期待されるメーカーだっただけに、いつの間にか表舞台から姿を消していたのは残念ですね。

とはいえ、リアルラインの製品はまだ中古市場を中心に出回っており、ファンから愛されていることには変わりありません。

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