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バックマン

歴史

バックマン(Bachmann Industries)は、香港資本の鉄道模型メーカーで、イギリスの海外領土であるバミューダに籍を置いています。日本では、バックマンのほか、バッハマン、バックマン兄弟商会という名称で製品が販売されていることもあります。

バックマンの創業は1833年と古く、当初は象牙のくしや日傘のハンドルといった女性向けの装飾品を製造するメーカーでした。顧客は、米国ルイジアナ州の富裕層で、南北戦争後も象牙やべっこうを用いたくし、杖のハンドルといったアイテムの製造を続けています。

1899年に、ヘンリー・G・バックマンと、その息子であるヘンリー・E・バックマンとワルター・J・バックマンの3人が経営する会社と合併し、1914年にバックマン兄弟商会と名称を改めました。

1902年〜セルロイド製品の取り扱いをスタートし、1912年にはセルロイドのメガネフレームを販売、以降、米国ではサングラスメーカーとしてその名が知られるようになります。バックマン兄弟商会時代は、「米国初のサングラスメーカー」となり、米国の陸軍、空軍などにもサングラスが採用されています。

鉄道模型に参入したのは、時代が下った1968年のことです。当時、米国でNゲージの鉄道模型が人気となり、以降、時代の求めにしたがってHOゲージの製造、販売にも着手しました。

米国の車両メーカーのバッド社、ユナイテッド・エアクラフト社と独占契約を結んで当該車両のモデルを独占販売したほか、日本でもトミーと英訳を結んでNゲージ「トミーナインスケール」を販売するなど、世界で事業を展開していきます。

これは、日本のTOMIXの前身にもなり、現在でも香港製貨車のいくつかは引き継がれています。

1981年に鉄道模型利益低迷のために、もともと下請けとして取引があった香港のケーダーに事業を売却し、社名が現在の「バックマン・インダストリー」に改められました。

バックマン・インダストリーは、オーストリアの模型ブランドであるリリプット、イギリスのグラハム・ファリッシュほか、鉄道模型会社を複数買収してヨーロッパや中国などで鉄道模型を販売しています。

特徴

バックマンの特徴は、米国の鉄道模型メーカーでありながら早い段階で日本と深いゆかりをもっていることです。バックマンとトミー(現在のタカラトミー)が提携して販売した「トミーナインスケール」は、バックマンが製造を行い、トミーが販売したNゲージの鉄道模型ですが、これ自体が1976年に誕生したTONIXの前身となっています。また、トミーナインスケールの中の香港製貨車は、生産中止となって以降も1990年代にグリーンマックスで復刻され、そこから河合商会へ受け継がれ、河合商会の倒産後はポポンデッタに承継されています。

さらに、静岡県の模型メーカーであるフジミ模型とも提携した過去があり、戦闘機やミリタリー系プラモデルの製造も手がけていました。

なお、2002年からは世界的に有名な鉄道模型キャラクターである「きかんしゃトーマス」のHOゲージ製品の製造、販売も行なっています。

バックマンの取り扱い製品は、米国のNゲージ、HOゲージを筆頭に、Gゲージ、ヨーロッパ型Nゲージ、HOゲージ、中国型Nゲージ、イギリス形Nゲージ、OOゲージ、Oゲージ、Gゲージ、またそれらの線路や装置、アクセサリー、ストラクチャーなど多岐にわたります。各国の鉄道模型メーカーの中には、買収を繰り返して却って業績を悪化させてしまうメーカーもありますが、バックマンは傘下企業のノウハウや人気をしっかりとまとめあげ、一つの企業として大きく成長を遂げてきた理想の成功例といえるかもしれません。取り扱い車両は主にプラスチック製ですが、イギリス型Oゲージで一部金属製品を手がけるなど、プラスチックのみにとどまらない野心的かつグローバルなメーカーとなっています。

ファンを惹きつける理由

バックマンの魅力は、初心者にとって入手しやすい価格帯で、比較的品質の良いものを提供していることです。鉄道模型は高級なブラス製(真鍮)モデルの逸品も多く、お金のかかる趣味という印象をもっている人も少なくありません。安価なモデルもありますが、作りが雑だったりいかにも玩具という佇まいだったりと、大人のホビーとしては物足りない製品が多いのも事実です。

その点、バックマンは、鉄道模型ビギナーが手に取りやすい価格帯を実現しつつも、鉄道模型の奥深さや楽しみを十二分に堪能できるクオリティの製品を次々とリリースしています。

香港と米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに拠点を置くことで、米国、ヨーロッパ、アジアを広くカバーしているのも、安価で良い製品を提供できる秘訣といえるのではないでしょうか。

また、特筆すべきはその品揃えです。NゲージやGゲージは国によって規格が少しずつ異なりますが、バックマンは国際的に展開する企業という強みを活かして、米国型、イギリス型、ヨーロッパ型、中国型とそれぞれの規格に合わせた製品を販売しています。

これは、国際的に活躍し、多くの鉄道模型メーカーを傘下としてそのスキルを吸収してきた大企業ならではの魅力ですね。

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