大好きを仕事にする鉄道本舗の石川です!

庫マニア~京葉臨海鉄道・富士電機・小湊鐡道ツアー

「庫マニア KURAMANIA」~秘密の基地へご案内します~京葉臨海鉄道先コースと言うイベントに参加してきました!

これは京葉臨海鉄道富士電機小湊鐡道の3社合同で開催されたイベントで普段入ることができない車両基地や車両留置線に入れるイベントです。

午前組と午後組と言う分け方か?参加グループを二組に分けてツアーは開催され、僕は午前の部に参加しました。

当日の朝にまず五井駅に集合して、そこからバスに乗り込み京葉臨海鉄道の車両基地へ向かいます。

京葉臨海鉄道の千葉貨物駅

KD55やKD60、DD200と言ったディーゼル機関車が出迎えてくれました。

午前の部で参加人数は30名ほどで皆各々、好きな角度で写真を撮ったり番号札順に運転席に乗せてもらえたりして大変ご満悦でした。

運転席に乗る車両はKD55かDD200だったのですが、新しい車両がいいと思い僕はDD200を選びました。

なんでも京葉臨海鉄道が導入したDD200の取得価格は一両3億〜4億円ほどするそうで今回は初回導入で4億掛かったとのこと。

ハイブリッド方式では無いのでDDですが、発電機も搭載しており電気式のディーゼル車だそうです。

デッキ部分にライトがついていて最初み見た時は違和感まみれでしたが、慣れてくると可愛い顔だと感じます。

JR貨物と規格が微妙に違うらしく京葉臨海オリジナル仕様に多少だそうで、足回りの台車もコイルバネでは無くエアークッションが効いており同社のKDたちよりも乗り心地は良いそうです。

燃費の方は不明でしたがKD55はリッター500mだそうで、DD200は発電装置は付いているけど、ディーゼル車なので燃費はKDなどと大きく変わらないけど、それでもKD55よりは燃費は良いそうです。

京葉臨海鉄道では他にも銀タキの自動連結器の分解組み立て作業見学会もあり大変勉強になりました。

連結器が好きでいつもドアップで撮影している私としては、連結器の裏側が見えて良かったです。

続いては富士電機株式会社へ

その後富士電機に行ってシキ600とシキ280を見学。

今では鉄道記念物の様な扱いになってしまっているシキ600も昭和62年が最後の運用で大型貨物として少しさがありますね。

現在では大型貨物を運ぶ際は日通のシキ車を共同で使用しているそうで現場各会社で自前では専用のシキ車を持たないのが主流だそうで

そもそも変圧器自体も船便かバラして運んだり変圧器時代を現地で組み立てているそうです。

ちなみに富士電機製の最大変圧器は600tで、船で運んだそうです。

富士電機工場内に港があって船で運べるようになっていました。

大型貨物の活躍の場が減ってしまうのも寂しいですが、時代の変化ですね。

ところで。ここでとある謎が解明されたのですが京葉臨海鉄道の留置線もそうだが、バラスト(レールの石)が普通の普通の石と違っていて、疑問に思っておりましたが係の方に解説してもらいました。

こちらの石は鉄を分離して出来た「石」で人工溶岩だそうです。

京葉臨海鉄道や富士電機での線路では使用をしているそうで通常のバラストよりも安価な事が使用要因だそうです。

その後、本イベントラストの五井駅の小湊鉄道機関区へ移動。

まずこちらではお昼ごろに差し掛かっていたので、お弁当が振る舞われた。

これがまたおいしかった。

30分ほど休憩を挟んだ後、五井駅の中を案内の方に案内してもらって散策。

小湊鐵道のキハ200とキハ40といったディーゼル気動車を見る。

キハ40や小湊鐡道のキハ200がとても近くで見れて感動。。。

芸能人を見た時のような衝撃ですね。

また五井機関区内では超珍しい97式軽貨車と言う旧日本陸軍が使っていたと言う貨車も見学

日本陸軍鉄道連隊九七式軽貨車

この貨車の特徴は、元祖フリーゲージトレインで、狭軌や標準軌といった様々なレール幅でも対応ができる仕様になっている事です。

旧日本陸軍が世界中の鉄道で使用が出来るようにゲージ幅を変える貨車を開発したようで、鉄道ロマンを感じました。

現在、小湊鉄道では物置として使われていますが、阪堺電気軌道などでは未だ現役で使われているそうです。

旧日本陸軍などの逸話については小湊鐵道機関区内でも陸軍のマークがあったり小湊鐵道は戦時中の物資輸送で重要なインフラであったようですが、詳しい話を知る小湊鐵道の職員さんも定年退職などで離れてしまい詳しい事は不明だそうです。

そもそも戦時中の情報は基本的に軍事機密になっているので、あまり残っていることもないので、そこら辺も歴史的鉄道ミステリーとしてロマンがありますね。

その後キハ40のキハ200の説明会撮影会をおこなう。

キハ200は軽油が350リットルほど入るらしく、キハ40については730リットル軽油が入るそうです。

小湊鐵道は五井駅から上総中野駅までの区間を走行する為のタンク容量であり、キハ40はJR時代に長距離運用に付いていた関係から大型のタンクを備えているとの事。

そして気になる燃費はリッター2キロと言う事で、ディーゼル機関車より燃費は良いですね。

ちなみに私のハイエースの燃費はディーゼル四駆でリッター10.5キロなので、まずまずの燃費であります。

その後キハ200の縦型エンジンを見る。

目の前のでエンジンを吹かしてもらいましたが迫力があって良かった!馬力を感じました。

こちらのエンジンは【DMH17型縦型】と言って、ちょってレアなエンジンだそうです。

・DはディーゼルのD

・MはモーターのM

・Hはabcdefghの8気筒のH

・17 は17000ccの排気量だから17

だそうです。

ただ、こちらのエンジンの部品ストックが10年持たないそうで、部品が無くなり次第終了だと言う事でレアなシーンを見せてもらう事ができました。

そんな感じで庫マニア京王臨海鉄道と富士電機と小湊鉄道のツアーは終りました。

小湊鐡道のキハ200とキハ40に乗車

やはり遠方に来たら、ご当地の車両には乗りたいと言うことでイベントが終わってから東京都内で一件の出張買取を行ってからまた五井駅へ戻ってきて、翌日の小湊鉄道乗車に備えます。

朝6時6分の五位駅発、上総中野行きに乗車(眠かった)

上総中野駅についたらとんぼ返りで帰る

途中の上総牛久駅まで行く。

違う列車に乗れたらいいなと思って上総牛久で

乗り換えをしたわけですが、なんとキハ40のオレンジ色と小湊鉄道からの車両が来て嬉しかったです。

キハ40-1の車内(一人掛けの座席で通路が広い)
キハ200の車内

キハ200 =ロングシートなのですが、キハ40はボックスシートだったので、なかなか快適に移動することができました。

体感的にですがキハ200よりもキハ40の方が、車内の静粛性が高かった気がします。

今回もキハ200やキハ40の装着部品に興味津々で(サボなど)そういった普段私が仕事で見慣れている車両部品もここでは現役で使われていてそれを見ているのも楽しかったです。

それでは今回の千葉県鉄道イベントツアーはこれで終わり。

とっても楽しい鉄道ツアーでした!