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和歌山電鐵

和歌山電鐵は和歌山市から紀の川市の貴志駅までを結ぶ、貴志川線を保有する鉄道会社です。

「電鐵」という旧字を使うことから古い鉄道会社と思われがちですが、実は2006年開業の新しい会社。

実はこの「和歌山電鐵」という社名にも思いが込められているのです。そんな和歌山電鐵を、車両を中心に歴史と特色を紐解いていきます。

和歌山電鐵の歴史

和歌山電鐵は南海電鉄の貴志川線を引き継いだ形で運行している会社で、親会社は岡山電鉄になります。

この「和歌山電鐵」という名称は公募して決めたもので時代に流されない、地域に根ざした名前ということで採用されました。南海から引き継いだ貴志川線は和歌山市から紀の川市の14㎞足らず。

典型的な地方路線です。そんな貴志川線ですが、路線自体は1916年から100年以上続く歴史ある路線。沿線の寺社への参詣を目的として敷設されました。

貴志川線で長きにわたって使用されていたのは南海の1201形電車。1201形電車の初登場は1934年のことです。戦前の設計ではあるものの、戦前・戦後を通して走り続けてきました。

1201形は、最後は貴志川線で過ごしていました。南海の他路線が昇圧された結果、走行できる路線が限られたからです。

改良は何度も施されたものの、陳腐化は否めず、1995年を最後に引退しました。60年以上の長きにわたっての活躍です。

和歌山電鐵の特色

和歌山電鐵は地元とのつながりを特に大切にしている会社です。和歌山電鐵は地方路線であること、元々不採算路線を分割したことで当初から存続が危ぶまれていました。

こうした事情もあり和歌山電鐵は地元との連携を重視しています。先ほどご紹介した社名についても地域に根差した名前として付けられました。

地元にも「貴志川線の未来をつくる会」といった組織がいくつも作られ、地元の意見を路線に反映させています。

貴志川線を走る車両は南海電鉄から引き継いだ2270系です。2270系の登場は1995年。2006年の開業時に無償で引き継がれました。

無償譲渡というのも珍しいことですが、2270系の本領はここからです。和歌山電鐵は2270系を「リニューアル列車」と題して各種の内外装の変更を行なっています。

例えば「いちご電車」。貴志駅周辺はいちごが特産物とのことで、イチゴをモチーフとした塗装がされています。「うめ星電車」は和歌山特産の梅干しモチーフ、車内にカプセルトイのガチャガチャを搭載した「おもちゃ電車」などです。

貴志駅の駅長は猫の「たま」ということで「たま電車」も走っています。こうしたユニークな電車に改造し、町おこし、沿線の活性化を行っているのです。

まとめ

短い距離しか持たない小規模な地方路線はどこも経営が苦しいものです。和歌山電鐵もその中に含まれています。

ただ、和歌山電鐵設立の経緯もあり、地元のバックアップが大きいことも事実です。実際に南海時代よりも輸送人員は増加傾向となっています。

これも会社だけでなく、地元のバックアップも一因です。地元の応援もバックに観光客も取り込めば、小規模路線も生き残れる道があります。今後の和歌山電鐵の動きにも注目です。

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