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北総鉄道

鉄道会社の記事

 千葉県の一大計画「千葉ニュータウン」2期に渡る大工事の末生まれた32.3kmの北総鉄道。沿線と都心間や成田空港への重要な移動手段としてより安全に、より快適に進化を続けている鉄道です。

歴史

 北総鉄道は、「千葉ニュータウン基本構想」で34万人の新生活の足を確保する目的で1972年5月10日北総開発鉄道株式会社が設立されたのが始まりです。一期線として1979年3月9日、北初富~小室間で開業し、7000形が同時にデビューします。北初富駅は後に新京成電鉄が新鎌ヶ谷駅を開業し、同線との連絡駅がこちらに変更になった際にその役割を終えました。

 この新しい町を走るに相応しい特色あるデザインで造られた7000形は翌年に鉄道友の会から「ローレル賞」を受賞します。全国の鉄道ファンが集まる組織からその考え抜いた性能とデザインが認められるという栄誉を勝ち取ったのです。

 こうして2期線、新鎌ヶ谷~京成高砂間の工事が1983年2月から始まりました。丘陵や大きな河川といった地形の条件的に難しい場所も当時の土木技術を駆使して進めていった結果、1984年3月19日、小室駅~千葉ニュータウン中央駅間が開業したのです。これと同時にデビューしたのが9000形です。因みにこの9000形は当初2000形と呼んでいましたが1994年に9000形と改称されました。そしてその7年後、1991年3月31日に2期線がついに開業します。これと同時に800形、7150形、そして7300形がデビューしました。

 その後はより利便性の高い路線を目指し、1993年に急行の運転を開始、千葉ニュータウンから都心へのアクセスがさらに便利になりました。この2年後には千葉ニュータウン中央~印西牧の原間が開通し、同時に通勤電車の新しいイメージを提案するC-flyer・9100形がデビューします。千葉ニュータウンの街づくりが進むにつれ北総開発鉄道の周囲の環境も進化を続け、JR武蔵野線の東松戸駅が開業し、乗り換えが可能になったり、現在の東武アーバンパークライン(当時は東武野田線)の新鎌ヶ谷駅が開業したことで、当駅は3つの私鉄の乗り換え駅になりました。

 2000年には千葉ニュータウンの最深部に印旛日本医大駅が開業し、全通を果たしました。株式会社交建設計が手がけた印旛日本医大駅は「関東の駅100選」に選ばれたデザイン性の高い駅舎で、自然素材を使用、街を見守るような大きい時計塔、コンコースの自然光と幾何学模様のハーモニーが美しいドーム天井等が快適な空間を造っています。

 全通の翌年、更なるスピードアップの為朝の通勤時は急行に代わって特急が走り始めました。これで速度アップと通過駅の拡大で都心への所用時間が更に短くなったのです。千葉ニュータウンが順調に入居戸数を増やしていき住みやすい街としても知られるようになってゆく2004年、北総・公団線が北総線になる機会に社名も北総開発鉄道から北総鉄道に生まれ変わりました。

 そして2010年、「成田スカイアクセス」が開業します。これで北総線は空港へのアクセスが非常に良い路線としても知られるようになったのです。このスカイライナーは2010年グッドデザイン賞に受賞しました。北総線の進化と共に車両の新旧交代も順次行われ、7000形、7260形、9000形等老朽化した車両たちは関係者や鉄道ファンに見送られ引退の花道を飾り、それに代わる新車両たちは多くの人々の期待を背負ってスタートを切っていきます。

 2022年、北総鉄道は創立50周年を迎えました。1つの大きな街の形成と共に歩み、より利便性の高い鉄道になる為の努力が日々続いています。

路線

 北総線は京成高砂駅から印旛日本医大を結び、他会社と複数のアクセスがあります。普通列車の他に、通勤通学の時間帯には急行や特急を走らせています。特急の停車駅は京成高砂、東松戸、新鎌ヶ谷から印旛日本医大までの各駅です。成田スカイアクセス線は京成高砂、東松戸、新鎌ヶ谷、千葉ニュータウン中央、印旛日本医大のみの停車駅となっており、成田への所用時間を短縮しています。

 京成高砂駅で京成線や都営浅草線に、東松戸駅でJR武蔵野線と、新鎌ヶ谷駅では東武アーバンパークラインと新京成線にアクセスができ、沿線と東京との距離を縮める利便性の高い路線です。2022年10月からは割高という声もあった運賃の値下げを実施することでより通勤・通学の利用者を含め、より満足度の高い路線を目指しています。

 

沿線

 北総線は市川市、船橋市、松戸市、鎌ヶ谷市、印西市、そして白井市を通っており、小室駅が唯一船橋市にある駅です。沿線には新しくできた街並みと広い緑地が広がっています。歴史的に有名で今も尚手漕ぎ船が往復している江戸川の矢切の渡しには矢切駅から行けます。千葉ニュータウン中央駅から徒歩10分のところには、植物や野鳥が様々な形で楽しめる県立北総花の丘公園があり、親子連れやドッグラン、イベント目的等の来訪者が集っています。また印西牧の原駅には遊園地やモダンな遊戯場、動物とのふれあいスペース等を含む巨大なショッピングモールがあり、観覧車が駅の目印になっています。

車両

 2022年現在活躍中の車両は7500形、7300形、9100形、9200形、そして9800形です。

 1991年の2期線開業と同時にデビューした7300形は当時の最先端の技術であるLED式の車内電光表示やスムーズな加速ができるVVVFインバータ制御を装備した、北総線のエンブレム的車両の1つです。7500形は7000形から役割を引き継いで2006年に導入したもので、低コストで省エネルギー、保守が簡単である要求に応えています。C-flyer(フライヤー)こと9100形は1995年に導入、角が丸い柔らかな車体のラインで、これまでの通勤電車のイメージを変えるデザインとして話題になりました。車いすスペースがある部分のドアが青色、クロスシート部分のドアは黄色と色分けされています。2013年に導入した9200形は9100形から順次引き継いでいます。その為青と黄色の配色や客室内は9100形とほぼ同様ですが、全てのドアの上部に15インチのLCDディスプレイが設置され、乗り換え等を含む様々な情報が見やすくなっています。9800形は9000形から役割を引き継いで導入、基本形は7300形の仕様で外観の配色は9200形同様青色と黄色の帯が入っています。

 これらの車両が終結し整然と並んでいる印旛車両基地では見学ツアーも開催され、多数の希望者の中から当選した人々を楽しませています。

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