
梱包資材へのこだわり

鉄道本舗では、梱包資材に力を入れています。
昨今の採用難の影響をモロに受けながらも、販売量を増やしつつ、梱包の質を高め、いかに梱包スタッフの労力を削減できるかを考えた結果、多少費用がかかっても、頑丈で梱包しやすい資材を導入することで対応しています。
例えば、鉄道部品の「サボ」という行き先表示板は、おおよその大きさが統一されているため、一番大きなサボが入るサイズの段ボールを用意しています。

サボ用のポケット型プチプチに収納し、段ボールに入れてコの字にガムテープを貼るだけで梱包が完了します。
この資材は特注のため費用はかかりますが、中の商品を傷めることなく、梱包スタッフの疲労削減や梱包速度の向上を大幅に実現することができました。
コスト削減 vs 効率化のジレンマ
費用を抑えようと思えば、中古の段ボールを加工し、梱包資材代を節約することも可能です。
しかし、ある程度商品ごとに形の決まった段ボールを用意し、効率よく梱包することが、結果的に梱包速度の向上につながり、より多くの商品をお客様にお届けできると考えています。
まだまだ梱包資材には改善の余地があり、将来的には自動梱包機の導入などを検討し、さらなる省力化を図ることで、安全で頑丈な梱包環境を整えて行きます。
そのため、これからも最新の梱包情報を手に入れつつ資材の展示会などに積極的に足を運び、常に改善を重ねていきたいと考えています。
鉄道本舗オリジナル段ボールの悲劇
余談ですが以前、鉄道本舗の段ボールに社名を入れ、企業ブランディングをしようとしていました。
電車の絵も描かれ、さながら田宮模型の包装紙のような開封する事へのワクワク感のある梱包資材が完成したと思っていたのですが…
残念ながら、苦情が寄せられてしまいました。
理由は、ご家族に内緒で鉄道グッズを購入されるお客様もいらっしゃり。
段ボールに『鉄道本舗』と派手に書かれていると、ご家族の方に鉄道関係のモノを購入した事がバレてしまう。と言った旨の指摘をいただいたためです。
その為、現在では無地の段ボールを使用して発送をしております。
届いたときのワクワク感を提供したいという思いもありましたが、リアルな声を聞くと、それが必ずしも喜ばれるわけではないことを学び、大変勉強になったエピソードのひとつでもあります。
ただ、段ボールでワクワク感をお届けできないので、段ボールの内側で少しでも楽しさをお届けできる方法として、鉄道本舗オリジナルクリアファイルの企画を部数限定で実施することなどを検討しています。
梱包資材の考え方
梱包資材において「お金をかけない」というのもひとつの考え方ですが、私は逆に、多少費用をかけてでも、頑丈で梱包スタッフへの負担が少なく、スピーディーに梱包できる資材を導入する
ことが正しいと考えています。
答えはひとつではありませんが、鉄道本舗はこうした考えのもとで運営されていることを知っていただければ幸いです。
ではでは、今後も鉄道本舗の梱包にどうぞご期待ください!
【まとめ】
1.正解はないが、自分なりの解答を用意する
2.梱包資材の頑丈さ・疲労低減・速度向上でスタッフも落札者様も一緒にハッピーハッピー
3.お客様の都合と鉄道本舗の都合を柔軟に考え、実践する
