大好きを仕事にする鉄道本舗の石川です!

天竜浜名湖鉄道

静岡県の山沿いを走る天竜浜名湖鉄道。現在は一地方の第三セクター路線です。

ですが、国鉄のローカル線を前身とする天竜浜名湖鉄道は、かつては重大な使命を帯びていました。

ここでは天竜浜名湖鉄道の歴史と特色を、車両を中心としてみていきます。

天竜浜名湖鉄道車両の歴史

天竜浜名湖鉄道は静岡県掛川市の掛川駅から湖西市の新所原駅までを結ぶ路線です。

1986年までは天竜浜名湖鉄道は国鉄二俣線として運行されていました。その路線はほとんどが内陸部を走っています。

それには深いわけがあり、東海道本線が攻撃された際の予備線だったのです。浜松市周辺で東海道本線は海岸線を通っています。

明治時代から太平洋戦争期にかけては海上から攻撃されるおそれがありました。

東海道本線が不通になった際の予備として二俣線は開業したのです。実際に太平洋戦争時には何度か東海道本線のう回路として利用されました。

現在はそんな物騒な時代ではありません。今の天竜浜名湖鉄道は静岡県内の地方路線として活用されているのです。

そんな天竜浜名湖鉄道が創業時に導入したのがTH1形の気動車。鉄道というよりはレールバスに分類される車両です。レールバスとは、バスなどの自動車の技術を流用した車両のこと。

コストが安いことから地方のローカル線に重宝されました。TH1形は1986年の天竜浜名湖鉄道の創業時に導入された車両です。

このTH1形は2005年まで使用されました。一部の車両ミャンマーへ譲渡されるなど、長く活躍しています。

TH1形の後継車はTH3000形です。TH1形はレールバスということもあり、自動車からの流用パーツも多くありました。老朽化した部品もあり、TH3000形は1995年より順次導入された車両です。

TH3000形はトロッコ列車「そよかぜ号」と同様の塗装を施されるものもありました。TH3000形はトロッコ列車の牽引車としても活躍したのち、引退したのは2021年です。

天竜浜名湖鉄道車両の特色

現在、天竜浜名湖鉄道の主力車両はTH2000形です。TH1形からの置き換えとして2001年から順次導入されました。

TH2000形の基本的な塗装は白をベースにブルー、グリーン、イエローといった自然を表現したカラーで統一されています。このTH2000形はトロッコ列車の牽引にも活用されるなど大活躍です。

現在主力のTH2000形を含め、天竜浜名湖鉄道には独自のシステムが備わっています。それは「砂まき装置」。急傾斜では非力な車両だと車輪が空転してしまうのです。

それを防ぐのが砂まき装置。砂を線路上にまくことで摩擦を高め、空転を防いでいます。現在の電車ではそこまでの装備はないのですが、レールバスやディーゼル機関車では現在でもこうした技術が使われているのです。

このほか、ブレーキ系統の二重化など安全対策にも余念がありません。

まとめ

トロッコ列車を走らせているように、天竜浜名湖鉄道は観光にも力をいれていました。

同社は天竜川の川下りも「遠州天竜舟下り」として行なっていました。ただ、不幸にも川下り中に死亡事故があり、一時中断しています。

一時中断とはいえ、安全対策に相当な費用がかかることから無期限中断といってよいでしょう。地方のローカル線にとって観光の有無は死活問題です。

コロナ禍を含め、天竜浜名湖鉄道がどのような対策をとるのか、注目されます。

出張買取も宅配買取も「鉄道本舗」にお任せください!

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

<鉄道本舗の特徴>

  • 全国どこへでも出張買取に対応
  • 鉄道模型、部品、資料の高価買取
  • 遺品整理、残留品にも対応
  • 鉄道愛溢れるスタッフ

鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!