しなの鉄道の歴史
しなの鉄道は、北陸新幹線(高崎駅~長野駅)の開業にともない、JR東日本の経営を離れた信越本線(軽井沢駅~篠ノ井駅)を引き継ぐため、1996年に設立された第三セクターの鉄道会社です。
2015年には北陸新幹線の長野駅~金沢駅の開業により、JR東日本の経営を離れる信越本線の長野駅~妙高高原駅の路線を引き継ぎました。
軽井沢駅~篠ノ井駅間はしなの鉄道線、長野駅~妙高高原駅間は北しなの線と名づけられています。
篠ノ井駅~長野駅間はJR東日本が経営しているため、しなの鉄道線と北しなの線は飛び地路線になっていますが、軽井沢駅から長野駅までの直通列車を運行することで利便性を確保しています。
篠ノ井駅~長野駅間は、JR篠ノ井線の特急ダイヤの調整が難しくなるとの理由で引き続きJR東日本に残りましたが、当初は「JRのいいとこ取り」と批判されました。
しかし、しなの鉄道が開業してから得られた運行コストの実績データを基に、篠ノ井駅~長野駅間をしなの鉄道に移管した場合の損益を試算したところ、年間で約10億円の赤字が出ることが判明し、同区間は引き続きJR東日本が経営するのが妥当との結論が出されています。
現在運行している車両は、開業時にJRから譲渡された115系と開業後に新規に製造したSR1系です。
115系を譲り受ける際は、ワンマン運転に対応できるようにワンマン運転用の各種補助設備が追加されています。
オールステンレスのSR1系はJR東日本のE129系と同型で、「sustina S23シリーズ」の車体を採用しています。
また、北しなの線はJR飯山線と直通運転しているため、北しなの線ではJRが所有するキハ110系気動車も開業当初から運行されています。
しなの鉄道の特徴
しなの鉄道はすべての編成がワンマン運転ができる仕様になっており、現在では大部分の列車がワンマンで運行されています。
ただし、しなの鉄道では運転士が車内で運賃収受を行わない、都市型ワンマン運転の形態を取っています。
また、しなの鉄道の大きな特徴として、軽井沢駅~長野駅の利用促進と地域活性化を狙い、2014年から115系を改造した全席指定席の観光列車「ろくもん」を、運転日限定で運行していることが挙げられます。
乗客が浅間山の眺めを楽しめるよう駅間で約1分間「観光停車」したり、妙高高原駅以北を運行するえちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」と相互乗り入れしたりと、利用客の増加を目指した工夫を取り入れています。
ろくもんの名前は、しなの鉄道が走る上田市にゆかりのある真田家の家紋「六文銭」から取られました。
真田家の中でも特に有名な真田幸村が使用した甲冑や武具が赤色で統一されていたことにちなんで、車体のカラーに濃い赤色を採用しています。
車内は観光列車らしく豪華に改造されており、長野県産の材木を使った木製のテーブルと椅子を、外の景色が楽しめるように窓を正面にして設置している車両や、障子やヒノキを使った和風テイストな車両などがあります。
ろくもんには食事つきのプランが用意されており、事前予約が必要ですが和食や洋食を楽しむことができます。
そして、長野駅または軽井沢駅から乗車する通常のプランに加えて、日本三大車窓の一つとして知られるJR姨捨駅で夜景を楽しめる「姨捨ナイトクルーズ」もあり、目と舌で観光客を楽しませるプランに力を入れています。
ろくもんの運行以外にも、JR時代より運行本数を増やしたり、開業以降新たに駅を4駅設置したりと積極的な経営を進めています。
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