大好きを仕事にする鉄道本舗の石川です!

西武鉄道

 大正の幕開け直前に前身の会社が設立してから複数の鉄道会社が融合、2020年度で駅数92を誇る鉄道網。

埼玉県所沢市に本社を置く西武鉄道は2012年に創立100周年、2015年に池袋線開業100周年を迎え、多種多様な目的で移動する人々を乗せる鉄道です。

歴史

 西武鉄道の前身である武蔵野鉄道は1912年(明治45年)5月7日に設立し、第一号機関車はドイツのクラウス社製でした。設立から3年後の1915年(大正4年)に埼玉(飯能、入間)と東京(池袋)を結ぶ路線が開通します。

 この武蔵野鉄道時代、1922年に池袋~所沢間を直流の1200Vで電化します。1000V以上の電化は私鉄として初という快挙で、鉄道史に名を残すこととなりました。

 現在の西武新宿線となるきっかけの1つは、(旧)西武鉄道が1927年に東村山~高田馬場間、そして東村山~川越(現在の本川越)間の電化を開始したことです。

それから武蔵野鉄道と(旧)西武鉄道、そしてその周辺の鉄道会社は後の西武グループ創業者、堤康次郎の働きにより徐々にまとめられていき、1946年(昭和21年)に現在の「西武鉄道」になりました。

 その後も活発な展開を続ける西武鉄道は1963年11月、私鉄として初の10両編成の運行を池袋線で開始します。

 更にその6年後には西武秩父鉄道の開通に合わせ、西武鉄道初の特急である初代レッドアロー号(特急形車両5000系電車)が登場しました。こうして東京から多くの観光客を秩父に呼び寄せることになります。

 西武新宿と本川越間を結び、行楽客や多くの通勤客を乗せる10000系のニューレッドアロー「小江戸」号が新設されたのは1993年のことです。

このタイミングで池袋線もニューレッドアロー号にバトンが渡され、5000系初代レッドアロー号はその任務を終えました。ニューレッドアローの後継は2019年に登場した001系電車Laview(ラビュー)で、名称、デザイン共に一新されました。

この Laviewは翌年に「鉄道友の会」が選定した「ブルーリボン賞」を受賞します。奇しくも1970年に初代レッドアローがこの賞を受賞してから丁度50年後の快挙となりました。

 ところで西武秩父線は開業以来、旅客を運ぶ他に秩父セメントの輸送という大きな役割も担いました。

この時貨物輸送として使われていたE851系はセメント輸送の終了と共に80余年に渡った役割を終えることになり、1996年、最後の仕事として初めて客車列車を牽き引退します。任務終了後、貨物列車としては珍しくヘッドマークが飾られたことからもその功績が伺えるでしょう。

 時代のニーズに応え西武鉄道が相互直通運転を開始したきっかけは1983年の西武有楽町の開業です。

これが1994年に池袋線とつながり、その4年後の1998年に東京メトロ有楽町線との相互直通運転の開始に至ります。乗り入れはそれから東京メトロ副都心線、東急東横線、みなとみらい線と大きく拡大しました。

 2015年に池袋線開業100周年を迎え、2016年から新たな100年に向かって多角的に企業価値と沿線価値の向上を目指して前進を続ける西武鉄道。Laview(ラビュー)がその象徴の1つと言えるでしょう。

路線概要

西武線は2020年度で池袋線、西武秩父線、西武有楽町線、豊島線、狭山線、山口線、新宿線、拝島線、西武園線、国分寺線、多摩湖線そして多摩川線があります。路線の距離は池袋線の池袋~吾野間が57.8 km、西武新宿~本川越間は47.5 kmです。

西武線で唯一の新交通システムのレオライナーこと山口線は単線で西武球場前と多摩湖駅を結んでおり、その路線距離は2.8 kmです。

沿線

 1日平均の乗降客数を見ると池袋駅、高田馬場駅、西武新宿駅がトップ3となっています。(2020年度)3駅とも多数の企業や商業施設が集まっていると同時に複数の他会社との乗り入れや乗り換えの駅です。

 また沿線には多数の企業以外に多数の教育施設もあり、大学と短大だけでも58校(2019年SEIBU DATA BOOK)にのぼります。その為多くの通勤通学客で賑わっているのが平日の風景です。

 観光地の例として西武秩父鉄道の沿線には札所や自然のアクティビティの他に日本酒の蔵元等もあります。また新宿線の本川越駅には蔵造りの街が佇んでいますが、レトロな観光スポットとして菓子屋横丁が多くのメディアに取り上げられています。

 他にも2022年3月からベルーナドームと名を変える西武ドームのある西武球場、2021年に昭和のレトロなスタイルにリニューアルした西武園ゆうえんちも観光客を呼んでいます。

車両

 西武鉄道は多数の車両とデザイン電車を展開しています。

主力車両は2000系です。1977年に西武鉄道初の4ドア車として登場し、最大で10両連結ですが、2両と4両の組み合わせにバリエーションをつけられるのが特徴です。

 時代のニーズに応えた相互乗り入れ運転に対応する車両として1992年に池袋線で運行を始めたのが6000系です。これは西武鉄道初のオールステンレス製で、地下鉄走行を考慮して運転台からのドアの開け閉めやワンマン運転が可能になっています。

6000系は10両の固定編成で、車体にはアクセントの青に新宿線の6000系は銀色、池袋線では白色が使われているという特徴があり、この白色の車両が地下鉄も走っています。1996年12月以降の増備車両は更に軽量のアルミ製で、車号が6050番台です。

 2019年から西武線の新たな顔となった01系ラビューは前面に大きな丸いガラスを使用しているのが特徴的です。前面の車体全体も丸みを持たせている為識別が容易です。

また客室の窓ガラスも1350mm x 1580mmと大きく、景色が良く見えるようになっています。車内には車いすスペース、女性専用トイレやパウダールーム、そしてゆとりのあるスペースを確保した多目的トイレが装備され、様々な利用層を考慮し、より安全で快適な空間を意識しています。

また鉄道ファンごころをくすぐる工夫として、イベント時等機会を限定して前面の表示板に可愛らしい表情を描くといったサービスも用意しています。

 この他に西武鉄道初のロング・クロスシート転換車両を搭載し、有料座席指定列車「S-TRAIN」にも使用されている40000系、西武鉄道オリジナルの卵型つり革を使用し車体はダブルスキン構造となっている通称スマイルトレインこと30000系、車体がアルミ製で軽量、座席は一部畳んでスペースを作れる仕組みになっており、リサイクル可能な素材を多く使用している20000系、ニューレッドアローの10000系、車両正面の黒い手すりがポイントで2007年に省エネ車両に生まれ変わった9000系、山間の運行を考慮し、ブレーキを備えた2ドアの4000系、150KWという強力な主電動機を持ち、イエローベージュや赤電等の復活塗装でも知られた101系、そしてレオライナーの8500系が走っています。

 数あるデザイン電車の中の1つがライオンズのLを取った「L-train」です。初代は3000系で2010年から2013年、二代目が9000系で2016年から2018年に運行しました。

三代目L-train(20000系)は埼玉西武ライオンズの球団創設40周年を記念して2018年から池袋線、狭山線、新宿線、拝島線等で出会う人々を楽しませています。

10両編成で車内にはライオンズのロゴマークが。更に2022年1月からはデザインを一新した電車の運行が始まっています。新デザインには2022年から活躍が期待される20名の現役選手たちの姿が車体を飾っています。

出張買取も宅配買取も「鉄道本舗」にお任せください!

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

<鉄道本舗の特徴>

  • 全国どこへでも出張買取に対応
  • 鉄道模型、部品、資料の高価買取
  • 遺品整理、残留品にも対応
  • 鉄道愛溢れるスタッフ

鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!