三陸鉄道の歴史
三陸鉄道は1984年4月1日に開業した、岩手県に所在する鉄道会社です。
三陸沿岸を結ぶインフラとして、多くの人々から愛されています。
そんな三陸鉄道ですが開業当初は、36-100形10両と36-200形9両を採用し、運行を行っていました。
この36-100形はワンマン運転に対応している他、トイレ完備かつ座席はロングシートを採用と乗車時の快適性にも配慮しています。
車体の色は三陸鉄道のシンボルとも言える、白、赤、青の三色構成
こちらのアクセントカラーは、白が誠実、赤が情熱、そして青が海をあらわしている他、3本の線は三陸の「三」の字にちなんだものとなっているのが特徴です。
加えて、型番の「36」も「さんりく」から由来しているなど、地元への愛着を感じさせる要素を随所に盛り込んだものとなっています。
また、36-200形については36-100形をベースとしつつも、車内に自動販売機が設置されるなどして、より利用者の利便性に寄り添ったデザインを採用しています。
開業後の三陸鉄道は、36-100形を改良した36-1100形や同200形を改良した36-1200形を順次投入。
前者はカラーリングもブルー主体のものとなり「さんりく・しおかぜ」の愛称で親しまれています。
後者についてもカラーリングが見直され、鮮やかな赤色が主体の力強いイメージのデザインに変更されました。
こちらの車両は車内の全ての座席が回転式のリクライニングシートに換装され、これまでよりも一層、乗り心地がよいものになっています。
この36-1200形は長らく地元の人間の足となり彼らの生活を支えてきましたが、廃車の決定とともにミャンマーへ段階的に譲渡。
2015年には全ての車両が引き継がれ新天地にて活動、そして今日に至ります。
三陸鉄道の特徴
三陸鉄道では季節の彩りを飾るイベントを定期的に開催していますが、その度に活躍するのが三陸鉄道ならではの、特徴的な車両たちです。
また、震災復興にちなんだラッピング車両など、数々の個性的な車両も走行しています。
ここでは三陸鉄道のユニークな列車たちを紹介していきます。
プレミアムランチ列車
プレミアムランチ列車は、三陸の味覚と自然を味わえる三陸鉄道の伝統的なイベントです。
こちらのイベントでは、36-600形などのイベント用車両が大活躍。
36-600形は2005年から導入されているレトロモダンタイプのデザインの車両で、車内には48名分のテーブル付きボックスシートや、カラオケセット、DVDプレーヤー、ビデオデッキなどエンターテインメント性の強い設備を搭載しています。
車内に配された掘り炬燵を囲みつつ、美味しい食事と風光明媚な景色を堪能することができるとあって、観光客から大変評判のよい車両です。
キット、ずっと号
震災復興の一環として、ネスレ日本社が2012年に発案した「キット、ずっとプロジェクト」。
このプロジェクトでは桜をイメージしたラッピングが施された限定車両、「キット、ずっと号」が誕生し、2013年までに3両が配備されました。
そして、同車両のうち2号車には、なんと東日本大震災において無傷で生き残った「奇跡の車両」が使用されています。
この奇跡の車両の名前は、東日本大震災の地震発生直後、乗務員が機転をきかせて車両を緊急停止させ、乗客の命を救ったことに由来しています。
現在の大船渡市と釜石市の間を運行中のできごとでしたが、緊急停止させたことにより津波を見事に回避することができたのです。
もちろん、乗務員にも死者は出ておりません。
三陸鉄道は『あまちゃん』にも登場
三陸鉄道の車両は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』にも登場しました。
最終話を始め、複数回のエピソードにまたがって36-2100形が登場していますので、興味のある方はぜひ観賞してみてください。
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