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舞浜リゾートライン

東京ディズニーリゾートの各施設を結ぶ、夢のモノレール

舞浜リゾートラインは、株式会社オリエンタルランドが100%出資した子会社によって運営されているモノレール路線です。路線名は、正式にはディズニーリゾートラインと言います。

路線内に4つの駅をもちますが、その駅の全てがディズニーリゾート内の主要観光施設に直結しており、TDRエリアに電車で訪れるディズニーリゾートの入園客に向けた主要輸送路線として、大きな役割を果たしています。

線路は単線・環状で1周の所要時間は約13分と短い路線ですが、ミッキーの顔を模した窓を持つ車体は、ディズニーファンにとってはパーク外で体験できるアトラクションの1つと捉えられ、非常に人気があります。

夢の国へのお出迎え役として、そして帰路につく観光客が余韻に浸る場所として、今日も多くの人の夢と笑顔を運び続けています。

歴史

1997年に株式会社舞浜リゾートラインが設立され、同年内にディズニーリゾートラインの鉄道事業免許の申請と取得が行われました。

その後約3年間の建設期間やテスト運行期間を経て、2001年7月に無事開業。この開業セレモニーには、ミッキーマウスとミニーマウスも出席しました。

利用客は順調に増加し、2006年にはリゾートゲートウェイ・ステーションの改札を1億人目の利用者が通過しました。

しかし2007年、東京ディズニーシーへの来園客の減少や沿線ホール施設の閉鎖、オフィシャルホテルが従業員専用バスを導入したことからの通勤客の落ち込みなどが影響し、輸送人員の減少が著しく進みました。

この年に初めて、大人の普通旅客運賃を200円から250円に値上げしています。もともとディズニーリゾートラインはその資産規模に比べて建設費の額が大きく、また減価償却費や借入金の利息額が大きいため債務超過状態にありました。

経営努力も重ねましたが、親会社オリエンタルランドからの支援をもってしてもこの状況が好転しないため、ついに値上げに踏み切ったのです。

結果的にこれが功を奏した形となり、再度2014年の消費税改定に伴う運賃改定を経て(大人運賃が260円となる)、2018年には収支の黒字化に成功しています。

2020年7月からは、新型車両リゾートライナー (TypeC)が導入されました。この年お目見えした1編成目のカラーはイエローでしたが、以後二年に渡り、ピンク、ブルーの新カラー車両が順次運行を開始しています。

路線概要

ディズニーリゾートラインは、跨座式モノレール路線です。営業路線距離は5.0㎞、環状の単線路線で、車両は反時計回りの1方向のみに進行します。

停車駅は、JR舞浜駅最寄りのリゾートゲートウェイ・ステーション、東京ディズニーランド・ステーション、ベイサイド・ステーション、東京ディズニーシー・ステーションの4駅のみとなっています。

この路線内では、他のTDR施設と同様に従業員を「キャスト」と呼称しています。そして駅のことを「ステーション」、運行車両を「リゾートライナー」と呼んでいます。

通常時は全列車において自動運転が行われており、ドライバーキャストは乗務しません。ただしドアチェックや安全監視、各種案内などを担当するガイドキャストが乗務しているため、完全な無人運転ではありません。

また、両先頭車両には運転台が設置されており、有事には手動運転にも対応できるようになっています。

また実質的に始発と最終列車以外は時刻表の概念がなく、発車案内も列車の運転間隔のみが表示されるスタイルとなっています。

これはリゾート内の混雑状況に応じて随時運行パターンを変更するためで、その時の状況に合わせておよそ3分から13分間隔で走っています。

最大で4編成が同時に運行され、3分15秒間隔の時は4編成、4分20秒間隔の時は3編成、6分30秒間隔の時は2編成、13分間隔の時は1編成が環状線上で運転する仕組みになっています。

期間によってこの始発・終電時間の繰り上がりや繰り下がりもあり、また時に終夜運転が実施されることもあります。

乗車券の種類は、通常乗車券の他に指定された日数の間なら何度でも乗り降りできるフリーきっぷ、25名以上で利用できる団体乗車券、回数乗車券や定期乗車券があります。

ディズニーリゾートラインは鉄道事業法上の公共交通機関にあたるため、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが休園の日も通常と変わらず運行されます。

沿線

前述している通り、ディズニーリゾートラインはTDR各主要施設に観光客を運ぶための路線になりますので、全ての沿線駅がメイン施設に直結しています。

まず始発のリゾートゲートウェイ・ステーションですが、JR舞浜駅に隣接しており、実質的にここがTDRエリアへの入場口とも言える場になっています。

舞浜駅からはそのままペデストリアンデッキを通って駅舎までアクセスができ、JR線からの乗り換えにとても便利です。

またこの同じデッキでオリエンタルランドが開発した商業施設「イクスピアリ」とも繋がっていて、来園中・来園後の食事やショッピングの場として人気のこの施設と、二つのテーマパークとの行き来に一役買っています。

駅舎はエキゾチックな建築様式が魅力のイクスピアリの雰囲気に引けを取らず、白やクリーム色を基調とした明るい内装に覆われ、他に類を見ないトロピカルでリゾート感満載の駅と言えるでしょう。

二駅目は、東京ディズニーランド・ステーションとなります。その名の通り東京ディズニーランドの最寄り駅、そしてまた東京ディズニーランドホテルの最寄り駅でもあります。

駅舎は隣接するTDLメインエントランス・インフォメーションのチケットブースや東京ディズニーランドホテルと同じ、ヴィクトリア朝時代の建築物を彷彿とさせるもので、世界感の統一が図られています。

三駅目はベイサイド・ステーションです。こちらは東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルエリアへの最寄り駅となっています。

5つのオフィシャルホテルへの無料のシャトルバス「ディズニーリゾートクルーザー」のルートBが発着しており、徒歩ではやや時間がかかるホテルへのアクセスにも便利です。

駅舎は、リゾートライン内の他駅に比べるとややシンプルな、ブルーとパープルを基調としたデザインです。

四駅目は東京ディズニーシー・ステーションです。東京ディズニーシーの最寄り駅で、メインエントランスのディズニーシー・プラザと隣接しています。

18~19世紀のイタリアはトスカーナ地方のデザイン様式をモチーフに、古風で優美な魅力とスマートで近代的な雰囲気を併せ持つ駅舎となっています。

駅に降り立つと、美しいディズニーシー・プラザの光景が目前に。こちらもまたリゾート風情満載の駅と言えるでしょう。

車両

ミッキーマウス型の窓に、ポップな内装、カラフルな車体。「リゾートライナー」と呼ばれるこの車両は、きっと一目見れば二度と忘れることはないでしょう。この車両への乗車体験は、今や、テーマパーク来園の高揚感を盛り上げる、立派な立役者の一つといえそうです。

車両は主に2タイプ。まず、旧タイプのType X(10形)から紹介しましょう。こちらは2001年の開業時から導入されている車体になります。

全長84mの6両編成が5本在籍し、この編成ごとに、ブルー、イエロー、パープル、グリーン、ピーチと外装の色が異なります。

車両の窓やつり革などの形状はミッキーマウスの顔を象っており、ロングシートの座席は中央部分が出っ張った珍しい形状で、運行当時はこの見た目が大きな話題となりました。

Type C(100形)は、2020年から運行を開始しました。全体的に、Type Xを2020年代以降の世相やニーズに合わせてバージョンアップさせた形状となっています。

まず、内装はType Xのアクセントカラーを踏襲しつつ、2色のグラデーションを採用し、やわらかく揺らめく波をイメージしたものに変更されました。

ミッキー型の窓はType Xより大きくなり、これによって展望性が向上しました。同時に高さ、幅ともに広くなり、室内空間の拡大も実現。そしてシート形状をロングシートにすることで、乗降性や居住性も向上しました。

しかし最も目玉となるポイントは、そのバリアフリー性と言えるでしょう。Type Cは、様々なゲストのニーズに合わせ、各車両にフリースペース、3・4両目にはワイドフリースペースを設置しています。

この変更によって、ベビーカーや車イスを利用する乗客も、安心してリゾートライナーに乗降できるようになりました。

現在はイエロー、ピンク、ブルーの3編成が導入されています。今後は2024年までの間に、既存型車両の全てをこの未来型新車両に入れ替える予定です。

なお、Type X、Type Cともに日立製作所製になります。

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