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京浜急行電鉄

東京都心部の南側の泉岳寺駅または品川駅をターミナルとし、横浜駅や金沢文庫駅を経由し浦賀駅や三浦半島の三崎口駅、羽田空港駅を結ぶ通称「赤い電車」として愛されています。

現在の京浜急行電鉄は1899年に開通した大師電気鉄道で、関東初の電気鉄道として開通した古い鉄道です。

現在では品川駅から羽田空港駅まで15分になり、横浜駅まで17分三崎口駅まで65分で結んでいます。

歴史

京浜急行電鉄は1898年2月25日に大師電気鉄道株式会社が設立され、翌年の1月21日に川崎駅から大師駅の2.0キロが営業開始しました。

社名変更は同年4月25日に京浜電気鉄道株式会社に変更されたものの開業式は1902年10月17になり、当時は日清戦争で社会経済状況が不安定だったため3年後にずれこみました。

その後は路線開業を繰り返し、1930年4月1日には湘南電気鉄道が黄金町駅から浦賀駅、金沢八景駅から湘南逗子駅まで開業して翌年の12月26日に京浜急行電鉄が延伸されつながったことで直通運転を開始しました。

その後は1968年6月21日に本線の品川駅から泉岳寺駅まで開業し、都営1号線と直通運転を開始し、1975年4月26日に久里浜線の三崎口駅、1998年11月18日に羽田空港駅が開業して現在に至っています。

2020年3月14日には夏に予定されていた東京オリンピック2020に合わせ駅名の改称が行われ、仲木戸駅は京急東神奈川駅、新逗子駅は逗子・葉山駅、羽田空港駅は国際線ターミナルと国内線ターミナルを明確になりました。

路線概要

路線の総延長キロ数は87.0キロになり、以下のようになります。

本線は泉岳寺駅から浦賀駅までの56.7キロで、支線として空港線(京急蒲田駅から羽田空港第1.第2ターミナル駅)6.5キロ、大師線(京急川崎駅から小島新田駅)の4.5キロ、逗子線(金沢八景駅から逗子・葉山駅)5.9キロ、久里浜線(堀ノ内駅から三崎口駅)までの13.4キロで構成されています。

運行種別は2022年1月現在「普通」「急行」「特急」「快特」の4種類がありますが、空港直通は「エアポート快特」や「エアポート急行」になります。

都営地下鉄浅草線、京成電鉄本線、押上線、北総鉄道北総線、成田スカイアクセス線、芝山鉄道芝山鉄道線に直通運転を行い、運行体系にあわせ臨機応変に種別変更が行われることが特徴です。

沿線

起点の泉岳寺駅は地下にありますが、品川駅から地上区間になり京急蒲田駅までは工場や住宅地が密集しています。

六郷土手駅から京急川崎駅で多摩川を渡り東京都から神奈川県に入り、その後は横浜駅までは住宅地の中を走っていきます。

横浜駅から黄金町駅まではトンネルが連続し、港南区の中心の上大岡駅を経由し金沢文庫駅に至ります。

金沢文庫駅から金沢八景駅までの区間のみ複々線になり、車両基地や京急ファインテックの工場があります。

追浜駅の先からトンネルが連続し、横須賀市の中心の横須賀中央駅まで続きます。

堀ノ内駅で久里浜線が分岐しますが、浦賀駅までは東京湾に沿って走ります。

久里浜線は京急久里浜駅まで住宅地が立ち並んでいますが、その先は単線になり津久井浜駅から東京湾が見えるようになり三浦市の三崎口駅で終点になります。

空港線は穴守稲荷駅までは地上で工場やビルが多く、天空橋駅から羽田空港駅までは地下区間になります。

大師線は川崎市川崎区内のみですが、沿線には川崎大師があり工場が立ち並んでいます。逗子線は金沢八景駅で分岐すると六浦駅から神武寺駅の間で山を超え、逗子・葉山駅の手前で単線になります。

車両

形式は2代目1000形を中心に、2100形、3代目600形、1500形の4種類があります。中でも1000形は2002年から運用され2010年までは1代目も同じ形式で在籍していたため「新1000形」と呼ばれています。

20年にわたって製造されているため仕様が変わり、2010年には車内LCD表示機が導入され4両、6両、8両とタイプが分かれています。

2100形は1998年に登場しクロスシートを設置し、京急ウィング号にも使われています。

600形は1994年の登場ですが、当時は全車クロスシートでしたが2010年に一部を除いてロングシートになり同時に車内LCD表示機を設置してインバウンド対応を行っています。

1500形は1985年に登場した現時点での最古参の車両になりますが、全種別に使われています。

最高速度はすべての車両において時速120キロになり、品川駅から横浜駅の間で快特のみで実施されています。

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