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肥薩おれんじ鉄道 

映画にもなる鉄道

肥薩おれんじ鉄道(ひさつおれんじてつどう)は九州の熊本県南部と鹿児島県北部にまたがる路線を運行する第3セクター方式の鉄道会社です。

「肥」は昔でいう肥後=熊本県、おなじく「薩」は薩摩=鹿児島県を意味します。このあたりはぽんかん、ボンタンなどの柑橘系の名産地でもあることから「おれんじ」もあわせて命名されました。

同路線には海べりをはしる区間もあり、東シナ海に沈む夕日を横目にしての乗車は、ローカル線ならではの風情があります。

風光明媚な場所を運行するため映画などのロケ地にもなることは多く、同鉄道を舞台にした映画「かぞくいろRAILWAYSわたしたちの出発」が製作されました。

絵にもなる鉄道

同社の車輛は新潟トランシス社製、車内銘板に「トランシス」の文字があります。型式はHSOR-100AとHSOR-150Aの2種、イベント用の車輛などを含めて全19両を運行しています。

車両の外装は、白を基調としたオレンジと緑のラインのあるさわやかなデザインです。海風と西日の強い直射日光が当たる路線に白い塗装とは、このあたりの人たちの頑固で強気な気質にも似ています。

1両編成の単行列車の白い車輛が青い海や木々のしげる雑木のなかを優々とはしるのは爽快です。同社は白い車輛だけでなく、地元の百貨店、先の映画、地元開催の国体などのラッピング車輛もあり、色とりどりの車輛デザインをみることができます。

熊本県南部を運行していることからくまモンを模したラッピング車両もあり、その車両は全身黒です。

 同鉄道では「おれんじ食堂」という観光列車を運行させており専用車輛として、HSOR-114と同型の116の2両を改造しています。

内外のデザインは水戸岡鋭治氏によるもので観光列車の側面だけでなく同氏の世界観を楽しめます。

 おれんじ食堂以外の車輛は、オーソドックな車輛となっており、座席はロングシート、固定式クロスシート、車輛によっては転換クロスシートとなっています。なお全車両にはトイレが設置されています。

路線は電化、車輛はディーゼル

同鉄道はもともと国鉄時代の鹿児島本線八代-川内間の路線でした。

当時は特急など電車が運行する電化路線であり、3セク転換後もいまなお架線されていますが、同鉄道の運行保有する車輛は気動車です。電化路線であっても気動車の運行となるのは、車輛価格や維持費を抑えることがその理由と思われます。

いまなお架線されているのは、この路線をJR貨物が運行する電気機関車もはしるためです。

肥薩おれんじ鉄道をながめていると1両編成の白い車輛もあれば、茶色のコンテナが長々と続く貨物列車もあることに気づきます。JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」もこの区間が運行区間となっていますが、同車輛は気動車のため電化とは関係ありません。

 現在、2県にまたがる5市2町を運行する肥薩おれんじ鉄道は、国内の3セク鉄道とおなじく経営はきびしくあります。

このあたりを襲った豪雨被害やコロナ禍もあって、昨年度の輸送人員は開業以来最少の約80万人でした(*)。経営改善のためにも肥薩おれんじ鉄道に乗車したいところです。青い車体のおれんじ食堂で食事も夕陽も同時に楽しめるのは実にオツなものです。

*朝日新聞デジタル20210618

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