3線をひきつぐ
平成筑豊鉄道(へいせいちくほうてつどう)は福岡県の旧産炭地の奥深いところをはしる鉄道です。旧産炭地の名残からこのあたりではボタ山を目にすることもできます。
本社は路線の中心地の福岡県田川郡福智町にあります。同鉄道は3区間を営業しており、①伊田線、②糸田線、③田川線と産炭地に向けて分岐する支線を発祥とする民営の路線が営業のはじまりでした。
その後国鉄となり、民営化されたJR九州に承継され、現在の平成筑豊鉄道に転換されました。取締役会長は福岡県知事、役員は沿線自治体の首長らがつとめる第3セクター方式の鉄道会社です。
3線とも全線非電化であり、重たい石炭を運んでいたこともあって線路はがっしりした感じがあります。
上記3線の他に北九州市から委託を受け、同市門司区の門司港レトロ観光線に観光客向けにトロッコ列車をはしらせて、観光振興にも一役買っています。
沿線に映える車輛たち
平成筑豊鉄道の現役の車輛は車輛番号では400番台と500番台となっており、ローカル線向けの軽快気動車です。現在、400番台(400形)は観光列車を含め12両、500番台(500形)は1両、運行しています。
2007年4月より400形は401からはじまり412まで製造されました。開業時は400形の先代の富士重工製の100形、200形、300形でしたが老朽化したため400形の導入となりました。
同鉄道の主力車は「なのはな号」といい、沿線に咲く菜の花をイメージした黄色をベースにした車体です。
新型車両導入をきっかけに乗降扉は引き戸となり、バリアフリー化にも対応し、エンジン出力は250PSから330PSにパワーアップされました。さらに導入後も改造はすすみます。
たとえば401・402号は真っ赤な車体のレストラン列車となりました。鏡面磨きの仕様は沿線の風景を車体に映し込みます。
403号は産学官連携による「スーパーハッピー号」に改造され、画家ミヤザキケンスケ氏と福智町のコラボレーションによるカラフルな車体となっています。407号は地元企業によるラッピング車輛です。
ラッピング車両は4回お色直しされ、初代と2代目は401号を改造したものでした。
シート配列はセミクロスシートとロングシートと車輛によって違いはあるものの製造はすべて新潟トランシスです。400形は5回にわけて改良されています。
500番台の車輛は2008年3月から運用がはじまった501号のみです。同車輛の基本構造は400形を共通としており、内外装はレトロ調の仕様となっています。床や手すりなどを木目調にし、テレビモニターなどのAV装置も装備しています。
自社鉄道の商品化
同鉄道も全国の3セク鉄道と同じく沿線人口の減少に伴う経営難となっています。経営難からの脱却を図るため民間から社長を公募するなどして、一味ちがう経営となっています。
観光列車はその一環であり、イベントを企画し、グッズ販売、枕木オーナー制度、つり革オーナー制度と、自社鉄道コンテンツの商品化に力を入れています。
駅名のネーミングライツにも積極的であり、同鉄道糸田線の豊前大熊駅は、ディスカウントストアMrMaXを運営する同社がその権利を取得し、駅名の愛称を「MrMaX豊前大熊駅」としています。同鉄道にはそういった駅が13駅あります。
なお、10名以上募ると同鉄道の運転体験ができます(有料)。平成筑豊鉄道は見ても乗っても買っても、運転もできる鉄道といえます。
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