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阪神電鉄

阪神電鉄といえばタイガースと甲子園球場は切り離すことはできないでしょう。

最近では、阪神電鉄のグループ企業、阪神園芸のグランド整備の技術の高さが神整備と話題になっていますが、阪神電鉄にも甲子園球場に関わる職人技が存在します。

タイガースの試合終了後、観客の大半は阪神甲子園駅へ向かいます。

一時に集中する大量の旅客を捌くノウハウもまた職人技といえます。

通常ダイヤの列車への影響を最小限に抑え、ホームに滞留する人員の安全確保しつつ、甲子園駅始発の臨時列車の運行する技術です。大量の観客は、梅田や三宮、難波方面へどんどん送り出されていきます。

試合終了後、わずかな時間で甲子園駅は日常にもどる光景はある種、驚きでもあります。

甲子園やタイガースでお馴染みの阪神電鉄は、1899年(明治32年)6月に摂津電気鉄道株式会社として設立されました。

設立後すぐの7月、社名を現在の阪神電気鉄道に変更しました。1905年(明治38年)4月12日、大阪出入橋・神戸三宮間が開通。出入橋~三宮間を90分で走破。12分間隔で運転。翌5月29日からは80分で走破、運転間隔も10分毎と現在の都市鉄道と差のない運行形態をとっていました。

当時のキャッチコピーは「待たずに乗れる阪神電車」だったそうです。

ちなみに出入橋駅があった場所は、国道2号線の北側、西梅田公園のあたり。

梅田と福島のちょうどあいだの辺りになります。1906年には梅田へ乗り入れを開始、ほぼ現在の本線の形がほぼ完成しました。

2009年(平成21年)3月、長年の悲願、西大阪線の延長工事が完成。阪神なんば線と改称し難波への乗り入れを開始。阪神電鉄は、大阪の2大繁華街、キタとミナミの両方へ乗り入れる唯一の私鉄となりました。

阪神なんば線はさらに近鉄線とも接続、相互乗り入れを行い、近鉄奈良から神戸三宮まで直通運転がスタートしました。

さらに2014年には、賢島から三宮、名古屋から甲子園までと団体向け貸切臨時列車を運行。今後は近鉄特急の乗り入れも期待されます。

 もうひとつ阪神電鉄の歴史で特筆されるのは国道線の存在です。1927年(昭和2年)開通の国道線は野田から東神戸間を国道2号線上の併用軌道で結んでいました。

前年開通の甲子園線、1914年(大正3年)開通の北大阪線(天神橋六丁目~野田)とあわせて長大な路面電車路線でした。昭和初期から30年くらいまで、阪神間には砂浜の海水浴場があり、国道線に乗って海水浴へ向かう姿が夏の風物詩だったそうです。

しかし、国道2号線上走る路面電車は交通量の増加と利用者の減少により1975年5月6日、甲子園線、北大阪線を含む国道線が惜しまれつつ廃止されました。

ところどころですが、国道線や北大阪線、甲子園線も廃止後半世紀に近づき、往時の面影もどんどんなくなってきていますが、名残はいまだ沿道に残っています。

機会があれば散策しながら探してみるのもおもしろいかもしれません。

阪神電鉄を代表する車両は、やはりジェットカーではないでしょうか。各駅停車専用の車両の別名です。

また、車体下部のカラーリングが一般車の赤・オレンジ基調ではなく青色基調となっているため「青胴車」と呼ばれることもあります。

阪神電鉄本線は、競合する阪急やJR(国鉄)に比べ、駅間の距離が短いため、所要時間の短縮や列車の遅延防止のために開発されました。

ジェットカー5500系は、1995年に登場、注目の加速度は4.0km/h/sを誇ります。阪神電鉄ではじめてGTO-VVVFインバータ制御装置を採用した車両でもあります。

ほかにも、LED式車内案内装置や車いすスペース、開閉予告ブザーなども採用しています。

塗装は「青胴車」の伝統を踏襲していますが、先代ジェットカー5001型(2代)ジェットカーと大きく変更され、車体上部をアレグロブルー(空色)、車体下部をシルキーグレーに塗られています。

2016年よりリニューアル工事を実施。車内設備を後掲の5700系に準じたものに、車体塗装も車体上部がラピスブルー、車体下部がモダングレーに変更されています。

なお、武庫川線用の5500系は伝統の青色系ではなく、タイガース塗装など編成ごとに異なる塗装がされています。

5500系の一部は武庫川線専用にワンマン化や先頭車化など改造を施され運用されています。

5500系の後に導入された5700系は、2015年に登場した車両。ステンレス車体に青色系カインドブルーの塗装で登場しました。

ステンレス車体のシルバーより、ジェットカーではなくジェットシルバー5700の愛称があります。5700系は環境にやさしい電車をめざし、室内はLED照明を採用するなど環境に配慮した設備になっています。

また利用者に配慮した設備も充実、環境と安全快適な車内空間な車両になっています。

5001系(2代)もまだまだ現役のです。1977年登場の5001型は、車体上部がクリーム、車体下部がウルトラブルーで、阪神の青胴車のイメージを確立した車両といえます。

また、加速度は5500系や5700系をしのぐ4.5km/h/sと日本の鉄道では最高水準の加速度を誇ります。

車体の老朽化などから、2023年度末までに5700系に置き換える予定となっています。日本最高水準の加速度を味わいたい方は早めに乗車された方がいいかもしれません。

現役車両ではありませんが、ジェットカーの元祖5001系(初代)が1958年(昭和33年)の登場以来、50年以上もの間、車両を更新しながら阪神電鉄の普通列車用に採用され続けてきました。

まさに阪神電車を代表する車両といえるのではないでしょうか。

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