横浜市を走る横浜市交通局が運行する横浜市営地下鉄。
その路線はグリーンラインとブルーラインの愛称で親しまれています。
開業して40年を迎える市営地下鉄は今や市民の重要な足です。
そんな横浜市交通局が運行する市営地下鉄を、車両を中心に歴史と特色をみていきます。
横浜市営地下鉄の歴史
横浜市営地下鉄の開業は1972年のことです。
現在のブルーラインの一部が開業しました。
その後グリーンラインが2008年に開業、現在のかたちとなりました。
人口が東京23区に次いで多い横浜市。
単独の市としては最も人口が多いのに2路線しかありません。
整備計画はあるものの、少なめに感じます。
これは地上部分を走るJRや私鉄などが充実しているためです。
そんな横浜市営地下鉄で先に開業したブルーライン、当時は1号線と呼ばれていた路線を走っていたのが、1000形電車。
当初は3両編成での運行でしたが、6両編成に変更されました。
1972年の導入から30年以上活躍したものの、ワンマン運転に対応できないこと、老朽化が進んだこともあり、2006年に引退しました。
ブルーラインに在籍した車両はもう1種類あります。
その名も2000形。
1984年に登場した2000形は1000形よりも新しく、1000形とともに活躍していました。
ただ2000形もワンマン運転には対応していませんでした。
また新型の3000形とドアの位置が異なるため、ホームドア設置の障害となってしまいます。
こうした経緯もあり、1000形と同じ2006年に引退しました。
導入後20年あまりと比較的短命な車両でした。
横浜市営地下鉄の特色
利用客も多く地下鉄としては混雑率が最も高い路線を有していることもあり、ホームドアの設置などは全国的にも早い段階から進めていました。
先ほどの1000形や2000形が引退したのもホームドア設置が契機ともなっています。
そんな市営地下鉄ブルーラインで現在の主力は3000形電車です。
3000形は3000A形、3000N形といったさらに細かい分類があります。
初期型の3000A形と最新型の3000V形ではLED照明の導入などで大きな差異もあるのです。
そんな3000形も初期型の3000A形が導入されたのは1992年のこと。
3000A形はすでに他の車両への転換が始まっています。
資本力のある横浜市交通局は新型車両の開発にも余念がありません。
一方、グリーンラインは2008年の開業以来10000形を使用し続けています。
実はこの10000形、「鉄輪式リニアモーター地下鉄」の基準に準拠しているリニアモーターカーなのです。
リニア式の鉄道は徐々に増えてきているものの、そのさきがけのひとつがこのグリーンライン、そして10000形といえるでしょう。
まとめ
2000年ごろまで赤字体質だった横浜市営地下鉄も黒字転換したあとは順調な経営状態です。
何より大都市であるため利用者が多いのが最大の利点。
新型車両や設備に資本投下できるのもうなずけます。
こうなると全国の地下鉄にさきがけて、様々な野心的な方策を実施してほしいところです。
今後、横浜市営地下鉄がどんな施策を講じてくるのか、注目しましょう。
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