伊賀鉄道、と聞いて知っている人は地元の方か、相当鉄道に詳しい方でしょう。
伊賀鉄道が発足したのは2007年。まだ生まれて日の浅い鉄道会社です。
伊賀鉄道は三重県の西部を走る鉄道。忍者で有名な伊賀上野市を走っています。
そんな伊賀鉄道がどんな会社で、どのような路線なのか、車両の歴史と特色を中心に探っていきましょう。
伊賀鉄道の歴史
伊賀鉄道は先ほどご紹介したように、2007年の発足でようやく創業15年が経過した若い路線です。
鉄道会社としては若くとも路線には長い歴史があります。
この伊賀鉄道は近鉄から独立し、かつては近鉄伊賀線だった区間を移管されて伊賀鉄道伊賀線となったのです。このため車両も当初は近鉄色を色濃く残していました。
伊賀鉄道発足時の主力は近鉄860系。近鉄では820系と呼ばれていた車両です。
この860系が伊賀鉄道発足前の伊賀線に登場したのは1984年。
ですが、この時点でかなり年季の入った車両でした。
近鉄が860系の母体となる820系を導入したのは1961年のこと。
地方のローカル線の宿命で中古車両を運行していたのです。
近鉄の線路は路線によって幅が違うこともあります。
伊賀線は狭軌でした。このため、860系の導入時には狭軌に合うように改造されています。
台車の交換は大きな改造工事でしたが、当時赤字路線だった伊賀線には大きな設備投資はできなかったのです。
伊賀鉄道車両の特色
伊賀鉄道は近鉄から分離独立して発足した会社です。
このため近鉄色が色濃く残っています。
発足当初に近鉄系車両の860系を使用していたのもその証拠のひとつ。
その後、資本関係は徐々に少なくなったものの、その関係は継続しています。
そもそも伊賀鉄道の所有する伊賀線は伊賀上野と伊賀神戸を結ぶ路線。
JR関西本線と近鉄大阪線を結んでいるのです。独立したとはいえ、近鉄との関係は切ることができません。そんな伊賀鉄道ですが、現在主力として運用している車両は近鉄系の車両ではありません。
現在伊賀鉄道の主力車両は200系と呼ばれる車両です。
この200系の出身は東急になります。地方のローカル線が他社の車両を譲り受けて運用すること自体は珍しくありません。それでもこの200系はやや特殊です。
それは、これまで使用してきた近鉄系車両とは車両の幅が異なるのです。
このため、そのまま200系を走らせるとホームの構造物などにあたってしまいます。
これに対して伊賀鉄道はホームや構造物を改造して対処しているのです。
新型車両のためならばともかく、他社からの譲受車両を導入するために構造物を改造するのは、あまり例がありません。
とはいえ、車幅が広くなることは多くの人を載せることができます。
車内にもゆとりが生まれ、車内の環境は改善されました。
まとめ
伊賀といえば忍者、忍者と言えば伊賀というほど伊賀地方は忍者で有名です。
伊賀鉄道もラッピング列車では忍者をモチーフとした図柄を採用しています。
実は伊賀線のホームにも忍者が潜んでいるのです。
本来見つかってはいけないはずの忍者ですが、伊賀鉄道の忍者は比較的簡単に見つけることができます。
忍者の里に訪れる際には、伊賀鉄道で忍者を探してみましょう。
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