大好きを仕事にする鉄道本舗の石川です!

伊勢鉄道

伊勢鉄道は三重県内を走る第三セクターの路線です。
旧国鉄の地方路線の一部を引きついで運営しています。
こうした第三セクターの路線は赤字続きで存続が危ぶまれているところもあるもの。


ですが、伊勢鉄道はその絶好の位置のため、ローカル線の中では恵まれた環境にあります。
そんな伊勢鉄道の歴史と特色を、車両を中心にみていきましょう。

伊勢鉄道の歴史


伊勢鉄道は1987年に開業した路線で、それまでは旧国鉄の伊勢線でした。


それほど多くの乗客を見込めないため、現在でも普通列車はレールバスをベースとした車両を使用しています。
伊勢鉄道の車両は「イセ〇形」といった形式番号で統一されているためにわかりやすくなっています。


開業当初は「イセⅠ形」が導入されました。


イセⅠ形は全長も15m程度と少々小型の車両で、甘木鉄道や長良川鉄道で運行していたレールバスと同型の車両でした。


イセⅠ形は3両が製造されています。開業当初から2004年頃まで活躍したのち、他社へ引き取られたり、ミャンマーなどの外国に売却されたりと、新たな場所で運行されることとなりました。


また、イセⅡ形という派生型も開発されています。
車両前面が貫通型となり、乗車定員が少々増えたほかはイセⅠ形とほぼ同様です。


イセⅡ形は1989年に導入され、2005年に引退しています。


伊勢鉄道の車両は基本的には1両での運用でしたが、近隣の鈴鹿サーキットでF1グランプリが開催された1989年には全4両を連結しての運用を行ったこともあります。

伊勢鉄道の特色


伊勢鉄道の特色は、まずはその立地にあります。
三重県内の幹線である関西本線は亀山方面から奈良に向かっています。


ただ、亀山経由にすると鳥羽や和歌山県方面へ向かう紀勢本線は相当な遠回りになってしまうのです。


これを解決しているのが伊勢鉄道。四日市市から津市までを伊勢鉄道を走ることによって、鳥羽や和歌山方面に向かう列車はショートカットを果たしています。


JRの特急「南紀」や快速「みえ」などの速達列車は伊勢鉄道経由で目的地に向かっているのです。


JRから得られる路線使用料は会社経営にとって大きなものがあります。


営業距離も短く、沿線にこれといった観光地もない伊勢鉄道が健闘しているのは、こうした理由があるのです。

一方、普通列車はイセⅠ形やイセⅡ形の後継車両である「イセⅢ形」が活躍中です。イセⅢ形は全長が18m前後と前任のイセⅠ形シリーズよりも大型化。


乗車定員も増えたものの、それ以上に乗客ひとりあたりの面積が増えました。


快適性が増したのです。2003年から順次投入されているため、イセⅢ形もそろそろ更新の時期にさしかかっています。

まとめ


JRに収益の一部を依存しているとはいえ、伊勢鉄道は第三セクターの路線としては十分に健闘しているといえます。


伊勢鉄道を走る特急南紀もリニューアルされるとのニュースが流れました。


資本力が違うため、これに便乗、というのは厳しいところです。


ただ、イセⅢ形もまもなく導入後20年を迎えます。
新たな設備投資の時期が来ていることは間違いありません。

出張買取も宅配買取も「鉄道本舗」にお任せください!

鉄道本舗では、鉄道グッズ専門店ならではの高価買取で、「丁寧な査定」「親切なサービス」をモットーに、お客様に満足していただけるように買取サービスの対応をさせていただきます。

社長の石川自らが広告塔となり、自身の趣味である鉄道好きが高じて始めた事業であるため、社長の鉄道への愛情が満載の企業です。

また、「これって売れる?」と現地で相談しながらの買取ができるため、お客様との間に安心感と信頼関係が芽生えるのも弊社の魅力の一つ。多くのお客様に定評をいただいております。

<鉄道本舗の特徴>

  • 全国どこへでも出張買取に対応
  • 鉄道模型、部品、資料の高価買取
  • 遺品整理、残留品にも対応
  • 鉄道愛溢れるスタッフ

鉄道本舗では、買取時に鉄道トークを交えつつ楽しく「売るもの・残すもの」が決められます。お客様が大切にしてきたものだからこそ、一緒に慎重に考えていきましょう。

そして、大切な鉄道グッズを真心を込めて親切丁寧に高価買取させていただきます。どんなお問い合わせでも、ぜひお気軽にご相談ください!