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岳南電車

岳南電車は静岡県富士市内を走る岳南線を運行する鉄道会社です。


様々な経緯で現在は岳南電車となりましたが、岳南鉄道と呼ばれることもあります。


岳南電車は地方路線の常として、他社からの譲受車両を利用してきました。


このため多くの会社の車両がこの岳南線を走っています。


今回は岳南電車の車両を通じて、その歴史と特色をみていきましょう。

岳南電車車両の歴史

岳南電車が運行する岳南線はかつて岳南鉄道によって運行されていました。


この頃は旅客と貨物の両方を扱っています。
このうち貨物を扱うことを取りやめた岳南鉄道は急速に収支が悪化。


こうしたことを受け、2013年に岳南鉄道は岳南電車を子会社とし、岳南線を引き継がせました。


このため岳南線の経営主体は、現在は岳南電車ですが過去の経緯から「岳南鉄道」と呼ぶこともあるのです。

岳南電車は地方のローカル線の例にもれず、他社の車両を譲り受けて利用してきました。


古くは小田急1200形や1300形といった小田急の車両をよく利用しています。


この他、よく利用されていたのが東急の初代5000系です。


この5000系、東急時代は通称「青ガエル」として親しまれていました。


岳南電車ではインターナショナルオレンジに塗装され、その「赤ガエル」として活躍していたのです。


運用末期には「青ガエル」に塗装され愛されています。

岳南電車車両の特色

現在の岳南電車の現役車両は元京王電鉄3000系を改造した7000形と8000形、そして富士急行1200形を改造した9000形です。


7000形と8000形は京王電鉄3000系の中間車を先頭車に改造したものとなっています。


このように、京王電鉄、小田急電鉄、東急電鉄と多彩な会社の車両が走っているのが岳南電車の特色です。


さらにこうした車両を改造して利用するのも岳南電車の特色といえます。


台車だけは別の会社のものを利用したり、型番も変えてしまったりするので、元の車両がわかりづらいくらいです。


他社の車両を譲り受けて運用するのは地方路線の常とう手段ですが、そこからさらに自社で改造する鉄道は多くありません。


そうしたノウハウや気概が岳南電車にはあるのでしょう。

岳南電車はかつて貨物輸送も大きな収入源でした。
それが廃止されたため、貨物輸送に代わる収入源が観光列車です。


例えば「夜景電車」。


貨物輸送をしていたくらいなので沿線には工場が広がっています。


当社は工場夜景を売り物にしていましたが、より華やかな首都圏の工場群にはかないません。


そこで寂しさを逆手に取り、車内の照明や音を消して運行したのです。


こうすると夜景の暗さがより際立ちます。


また、工場の操業音や踏切の音といった音もいつもよりもはっきり聞こえるのです。


この夜景電車は好評のまま推移しています。


また、昼間にはジャズ列車といった音に関する企画を行っているのも岳南電車の特色です。


こうした努力の結果、売り上げに占める観光収入が2割ほどに上昇しています。

まとめ

静岡県の、それも富士市内のみを走るのが岳南電車です。


売上的に苦しくなるのは宿命的なもの。


それでも富士山のふもとというロケーション、首都圏にも近いという利便性を有しています。


持てるリソースを駆使して生き残りを図っています。
岳南電車がどのようになっていくのか、今後に注目です。

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