大好きを仕事にする鉄道本舗の石川です!

【福岡県】小倉総合車両センターでキハ40を運転した話

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今日は、はるばる愛知県から福岡県は小倉までキハ40を運転しに来ました!

「はるばる」なんて言いますが、数ヶ月に1回くらいは九州に来ますので、あまり久々に来た感じはありません。

今回の企画は、キハ40 8126で小倉総合車両センター敷地内の線路約80mを3往復するという内容で、料金は25,000円です。

今回の運転体験などを販売する【JR九州トラベルデスク】はこちらから。

僕自身、過去に鉄道車両の運転は「碓氷峠鉄道文化むら」でEF63電気機関車を2回ほど運転した経験があります。

しかし、今回はキハ40というディーゼル車両ですので、まったく運転のイメージがつかめず、ワクワクしています。

小倉駅の玄海うどんで気合いの注入

朝食は小倉駅4番・5番線の間にある立ち食いの「玄海うどん」で、月見かしわうどんを食べて気合いを入れます!

本来なら確実にここで、ビールかハイボールを飲むところですが。今から運転があるので、絶対にアルコールは飲みません。

運転前から運転体験は始まっている

車両センター内の教室で車両運行のルール説明を受け、車両運転の心得と簡単な座学を学びます。

おそらくプロの運転士さんは、この100倍以上の過程を経て現場に出られるのでしょう。

もちろん運転体験のとは言え飲酒運転は、改めて絶対ダメですので、アルコールチェッカーを使って体内にお酒が残っていないか検査します。

僕は、この日のために前日は21時でお酒を飲むのをやめておりましたし、そもそも飲む量も少量にしていたので、検査には問題ありませんでした。

とは言いつつもドキドキしながら、ストローをチェッカーの差し込み口に刺して息を吹き込みます。

万が一反応出ちゃったらどうしよう?って不安は多分誰しもあったはず。ちなみに僕はメチャ不安でしたが『運転しても大丈夫です』の表示で安堵しました。

係の方に「運転体験でアルコール反応に引っ掛かる方はいらっしゃるのですか?」と確認したところ、過去においての運転体験でアルコールチェッカーで反応が出た方はいないそうです。

ただし、発酵食品のキムチや洗口液であるマウスウォッシュ、ガムなどでも一部アルコール反応が出ることがあるとのこと。運転士さんになると普段何気なく食べていたり、使用しているものでも注意が必要ですね。

制帽と手袋で雰囲気が出てくる。

運転士としての自覚が芽生える制帽と運転士さん用の手袋を付けて運転会場へ向かいます!

ルール確認もそこそこに、早速運転体験へ

この日は午前の部と午後の部があり、僕は朝一番の9時から始まる午前の部に申し込みました。運転の順番は3番目で、前の方の運転を見ながら自分の運転イメージを膨らませます。

鉄道車両は慣性力で運転する。

よく鉄道運転士さんから鉄道模型や鉄道グッズなどの出張買取のご依頼をいただくのですが、その際に雑談として鉄道車両の運転のポイントを伺うこともあります。

その中で伺うことは実車は「電車でGO」とは、まるで違う感覚なので、やはり実車で慣れるしかないそうです。

電車でGOは事故時の初期対応などは学べますが、慣性力などの引っ張られたり押されるたりする慣性感覚はコンピュータ内では得られないので難しいとお話しいただいた事があります。

ちなみに鉄道車両は「腰」で運転するとのこと。

いよいよ『運転士:石川泰蔵』の順番が回ってきます!

↑ディーゼル車両 運転士:石川泰蔵の誕生の瞬間!

運転席後ろのネームプレートに自分の名札を入れ、運転準備を開始します。逆転ハンドルを使い前後方向を切り替え、ブレーキ圧の調整を行い、いざ出発!

普段、買取させていただくマスコンを今回は実車の中で操作して動かすことに大変に感無量です!EF63とは異なる感覚で発車します。速度は10kmほどでゆっくり移動します。

足腰から伝わるガタガタ感覚がレールの上を走行している感覚がダイレクトに伝わってきます!めちゃ楽しい!けど同じく緊張もするぜ!

目標停車位置の手前にプレートがあるので、そこでブレーキを入れるのですが、ブレーキが効くまでに少しタイムラグがあり、しかも急に効き始めるため、なかなか停車位置にぴったり止まれません。

「本当に電車でGOとは違う!」と痛感しました。

運転席の脇にある小窓内に停車位置が見える範囲で停めるのがポイントと教わりましたが、これが簡単そうで難しいわけです。

係員の方によると、車両の個体差でマスコンやブレーキの効きが変わるほか、雨や乗客の有無によっても操作性が異なるそうです。

そのため、運転士さんは各車両の特徴を把握し、その時の状況に応じて操作を変える必要があるとのこと。改めてプロの凄さを実感しました。

唯一の運転体験のあるEF63電気機関車との違い

碓氷峠鉄道文化むらでEF63電気機関車を運転した時はモータで走る電気機関車なので、静かな出だしに柔らかい鉄の上を走っていると言う感じでしたが。

キハ40はエンジンで唸りを上げながらガタガタ走ると言う感じだったので、同じ鉄路の上を走る車両でも、なんか違うんだなと感じた次第です。

そう思うと例え、作りが同じ新幹線であったとしても。微妙に各車両で運転乗り感じは違うだろうなぁなんて思いました。いつか新幹線の運転体験もしてみたい。

結果と反省

今回は合計3回運転しましたが、運転前の準備に手間取ったり手前で止まったり、オーバーランをしてしまったりと。なかなか良い感じに停車することはできず少し悔しい結果に泣

しかし、また運転体験に挑戦して、華麗なブレーキング操作を目指したいと思います。

キハ40運転のポイント

•ブレーキの効きは時間差で来る

•急にブレーキが効き始める

•速度や圧力を見る余裕がない

こんな感じですかね。

たぶん新米運転士さんは、常日頃から練習を重ねて上手になっていくんだろうなと思いますし、実際の現場では色んな事が起きるので、それらを加味しながら運転されてるのだろうなと感じます。

キハ40運転体験後はキハ147系に乗車

運転体験の後はキハ147系に乗って南小倉から田川後藤寺まで乗り鉄を楽しみました。

今回運転したキハ40と似た147系のプロの運転技術を改めて乗りながら感じました。

スムーズな発車やカクンとならない停車操作は、やはり素人とは全く違います。そもそも比べる対象ではありませんが、プロの凄さに改めて感心しました。

現役のキハ147の手回し行先幕

あと、キハ147って行先幕を手回しするんですね!なんか謎にメッチャ感動しました!鉄道部品の買取などで何気なく入ってくる部品の一つ一つにドラマがあるんだなって改めて、なんか思い入れしちゃいました。

キハ147の行先幕欲しくなっちゃうな。今後JR九州のオークションイベントがあったら出品がないかチェックしたいと思います。

田川後藤寺から小倉まではBRTひこぼしラインロゴラッピングの車両で小倉駅へ戻る

↑小倉駅で停車中のBRTひこぼしラインロゴラッピングのキハ147

ラッピングキハ147に乗れて嬉しかった。

最後に、ちょい余談ですが小倉駅で開催されていた鉄道部品現地即売会の様子

小倉駅では、本日(2024/12/21)鉄道部品販売会の準備がされていました。朝8時くらいには数十名ほどが並んでおりました。

前から、この鉄道部品即売会の実施も知っておりキハ40の運転会と日にちと時間が重なっており。ちょい残念だなって思ってたんですよね。

9時開始の販売イベントで、実際は数百メートル規模で行列が出来るのか!?と、思ったましたよ。

鉄道部品販売における先着順の販売イベントは終電前から並ぶ方もいるため、かなり気合いの入ったイベントになったりします。

以下↓販売商品たち

ちらっと見る限りでは座席や速度計の他に行先幕や銘板など、販売されている感じですね。もし今日のキハ40運転体験が午後の時間帯だったら確実に早朝から並んでなにか買ってましたね。

購入した鉄道部品の持ち歩きは、ちょい難しいと思うので宅配で送って対応します。

欲しいのは国鉄415系、キハ40、キハ147関係の国鉄系鉄道部品が欲しいです。会社応接室のガラスケースに並べて楽しみたいです。

【注意喚起】なお、鉄道部品販売会の中には、並んではいけないなど、各イベントでのルールがあるので開催される各鉄道部品即売運営ルールと当日の係員さんの指示をしっかり守って下さいね。

ではでは、今回もありがとうございました。

とても楽しい運転体験となりました!非常にオススメのイベントでした。個人的に次は良い感じで停車できるようにリベンジします!

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