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松本電鉄(アルピコ交通)の歴史と特徴

松本電鉄の歴史

松本電鉄の歴史は古く、1920年に筑摩鉄道として設立されました。

2011年に現在のアルピコ交通へ社名を変更しましたが、駅の案内表示などは現在でも「松本電鉄」が使われています。

2021年の時点で運行している路線は、松本駅と新島々駅を結ぶ上高地線の1路線のみで、車両は基本的には他の鉄道会社から譲渡されたものを使用しています。

現在運用している3000系は、京王電鉄井の頭線で運用されていた車両を1999年に譲り受けたもので、2両編成×4本を運用しています。

京王では中間車でしたが、譲渡された際に8両すべてを先頭車に改造しました。

その他にも、運賃箱、案内表示機、運賃表を設置し、ワンマン運転ができるようにしたり、霜取り用のパンタグラフを装備したりと、運用環境に合わせた改造が施されました。

3000系導入の前は、1986年の架線電圧昇圧の際に導入された5000系が8両運用されていました。

5000系は東急から譲り受けた車両で、3000系と同じくワンマン仕様の導入などの改造を行っています。

また、東急時代はライトグリーン一色で塗装されており、「アオガエル」という愛称で利用者に親しまれていましたが、松本電鉄ではクリーム色に塗り替えられました。

5000系は、3000系が導入される1999年から2000年にかけて順次廃車となり、ほとんどが解体処分されましたが、一編成のみは東急時代のライトグリーンに再塗装され、群馬県前橋市富士見総合グランド付近に保存されています。

松本電鉄の特徴

松本電鉄は上高地線のみの運行ですが、終点の新島々駅から上高地、白骨温泉、乗鞍高原、高山、新穂高温泉など、著名な観光地向けのバスが出ており、地元の人だけでなく観光客も多数利用しています。

松本電鉄が現在運用している車両は京王3000系を譲り受けたものですが、京王では井の頭線での運用で5両編成と比較的短編成でした。

当該車両は18m級の中型車で3扉仕様だったことから、地方私鉄にとっては手ごろなサイズで譲渡を希望する鉄道会社が殺到しました。

地方私鉄では2両程度の編成となることが多く、先頭車が不足する事態になったため、松本電鉄に譲渡される際に、全車がすべて中間車を先頭車に改造されてが納入されたのです。

また、改造の際に単独電動車であることを生かして界磁チョッパ制御を搭載しており、結果的に地方の私鉄で初めての界磁チョッパ制御搭載車となりました。

界磁チョッパ制御は、本来であれば回生ブレーキを使用できますが、松本電鉄の変電所容量が小さいため、回生ブレーキは使用していません。

そして、先頭車の前面ガラスは側面まで回り込むデザインで、これは先頭車に改造する際に、京王でのリニューアル後のデザインを踏襲して取り入れられたものです。

車体はオールステンレス製で、営業運転を始める前に白をベースに5色の帯模様が塗装されました。

これは、アルピコ交通が運行するバスと同じカラーリングで、松本市内ではとてもよく見かけるデザインです。

2022年に東武20000系を改造した車両が投入されるとの報道がありましたが、アルピコ交通は新規車両の導入を明言しておらず、その動向が注目されます。

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