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いすみ鉄道

鉄道会社の記事

四季折々の田園と里山を走るローカル線のいすみ鉄道は、千葉県の房総半島を駆け抜ける黄色い車両の菜の花ライン。

いすみ線は、国鉄時代の特定地方交通線だった木原線から引き継がれた、沿線自治体が出費する第三セクターの鉄道です。

沿線には有名な観光地もなく利用客も少ないことから、開業当初から厳しい経営が続き、何度も廃線の危機に見舞われていました。打開策としての社長公募が功を奏し、数々のアイデアを打ち出したことから全国区の知名度を誇るローカル線へと成長しました。

愛称は「い鉄」のいすみ鉄道は、並行して走る道路の自動車よりも遅い速度で、ダイヤも1時間に1本程度ですが、「癒し鉄道」として人々に愛され続けています。

歴史

1987年7月7日にいすみ鉄道株式会社は設立されました。1988年3月24日に前身であった木原線が廃止され、それと共にワンマン運転・車両7両、社員31人・営業距離26.8kmで

いすみ線は開業されます。2007年に業績回復を目指し、社長公募が行われ、吉田平氏就任します。しかし、千葉県知事選のため吉田氏は辞任。2009年、後任に再度公募で鳥塚亮氏が社長就任します。鳥塚氏の発案で、「運転士養成プラン」「旧国鉄形車両キハ28・キハ52導入」「レストラン列車運行」などの改革が行われ、より知名度を上げていきます。2018年 鳥塚氏の任期満了に伴い再度公募古竹孝一氏が社長就任し、現在も改革を続けています。

路線概要

いすみ線は上総中野駅~大原駅間の6駅、走行距離26.8㎞をワンマン運転で、ほぼ1時間に1本運行されます。

平日は全て普通列車ですが、2013年3月より、土日休日は、大喜多駅~大原間を観光急行列車が運行されています。

沿線

地元住民の生活を支える大切な足である、いすみ鉄道。

カメラを片手に鉄道と里山の風景を撮影する「撮り鉄」や「乗り鉄」などの多くの鉄道ファンに支持されています。

3月初旬~4月初旬に割き続ける菜の花と3月下旬ごろに開花するソメイヨシノ、車窓からは黄色とピンクのコントラスト、房総の春を代表する景観が楽しめます。

国吉駅から自転車で15分ほどのところにある「いすみポッポの丘 カフェTKG」では、いすみ鉄道など、引退した27両の車両が車両基地のように展示してあります。ここでは車両以外にも新線は卵と地元米の卵かけご飯が味わえます。

海の幸溢れる港町の大原から山の幸溢れる城下町の大多喜を結ぶいすみ線沿線には農林水産物やそれらを活かした加工製品が多く作られています。

下記のサイト「い鉄ウェルブマルシェ」ではいすみ鉄道と沿線の事業者を応援するショップを展開しています。

い鉄ウェブマルシェ|千葉県いすみ市|選りすぐりの地元商品をご紹介! (tsuku2.jp)

いすみ鉄道を利用して沿線の大多喜町の魅力を再発見する「大多喜町スタンプラリー」が開催されています。スマホを使って巡り、2か月間で20か所のスタンプを集めると「い鉄」のオリジナルグッズをゲットすることができます。

詳しくは以下のサイトを参照ください。

い鉄で巡る!大多喜スタンプラリー開催 | いすみ鉄道公式ウェブサイト (isumirail.co.jp)

車両

普通車輌として「いすみ206」が1両、「いすみ301、302」が2両、

「いすみ351、352」が2両在籍しています。

「いすみ206」は後乗り前降りのワンマンカ―で1988年富士重工業製造されました。車両定員103人、座席44人、最高速度80km/hです。

「いすみ301、302」は、国鉄の列車を模した青色モケットのクロスシート、木目調の内装、幕式の行先表示器が特徴。新潟トランシス製造で最高速度95km/h,車両定員、113名、座席43名です。

「いすみ351、352」は、車体は国鉄キハ20系気動車をモチーフにしています。

新潟トランシス製造で、最高運転速度95km/h、車両定員125名、座席44名です。

・「キハ20形(1303)」

いすみ200型の老朽化に伴い置き換え用に導入。新潟トランシス製造。いつでも「キハ」に乗ることができる観光鉄道とするために導入された。

観光車両として国鉄から譲渡されたのが、「キハ28形(2346)」、

「キハ52形(125)」の2タイプが運行されています。

「キハ28形(2346)」は、2012年にJR西日本から譲渡。いすみ鉄道ではレストラン列車などに利用されています。2021年10月9日から12月末までJR四国から急行「いよ」「うわじま」のヘッドマークが貸し出され、土日休日には観光急行列車で運行されました。

「キハ52形(125)」は、2010年JRから譲渡されました。譲渡後撮影会終了後に整備と塗色変更されて、クリームと朱色に変更されています。1965年製造。2011年4月29日から「観光急行列車」として営業開始されてます。

自らが鉄ちゃんであるいすみ鉄道の社長鳥塚氏が打ち出した「ここには"なにもない"があります」をキャッチフレーズにローカル線ならではの魅力が堪能できるいすみ鉄道。国鉄時代のレトロな車両が当時と同じように現役で走り、のどかな田園地帯の風景を満喫できます。房総にお越しの際は、いすみ鉄道で、「なにもない」何かをお楽しみください。

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